世界各国から2600人を超える選手が川崎に集結
日本初開催となるジャンプロープ(縄跳び競技)の世界一を決める「WORLD JUMP ROPE CHAMPIONSHIPS 2025」が、8月3日(日)までカルッツかわさき(川崎区富士見)で開催されている。世界各国から2600人を超える選手が川崎に集結。熱い戦いとパフォーマンスは必見だ。
ジャンプロープとは縄跳び競技のことで、1人で跳ぶシングルロープのほか、複数人で行うダブルダッチなどの種目があり、近年はブレイキンなどと同じアーバンスポーツの一種として、人気が高まっている。
川崎市が若者文化の発信に積極的であることから、同大会の開催が決定。大会に先立って行われた7月25日のセレモニーでは、福田紀彦市長のほか、国際ジャンプロープ連合のショオン・ハミルトン会長、高津区在住の稲葉海哉選手(25)などが出席し、大会の見どころや意気込みを語った。
翌26日には、JR東海、日本ジャンプロープ連合、川崎市の共催によるイベント「Jump Rope Challenge」が、ラゾーナ川崎プラザ ルーファ広場で開催。大会に出場するデンマークやスウェーデンなどの選手がパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた。縄跳びやダブルダッチの跳んだ回数を競う「40秒チャレンジ」には、多くの子どもたちが参加。上位3人には、JR東海からリニア中央新幹線をPRする「LINEANプロジェクト」のオリジナルグッズが贈られた。
「ベテランの意地見せる」
稲葉選手は個人戦の「シングルロープ個人30秒スピード」と、団体戦の「ダブルダッチペアフリースタイル」にエントリー。特に個人戦では2年前の前回大会のチャンピオンということもあり、活躍が期待される。同種目は30秒間で何回縄跳びを跳べたかを競うもので、世界レベルになると両足で220〜230、1秒間で7〜8回ものジャンプを行うという。あまりのスピードに、肉眼で捉えることは不可能だ。「この競技の中では最年長。だけどベストを尽くせば優勝を狙えるはず。ベテランの意地を見せたい」と力を込めた。
稲葉選手が出場する個人戦の同種目は、8月2日(土)・3日(日)に決勝戦が行われる。そのほか、同大会にはカワサキ文化会館(川崎区駅前本町)で練習を行っている、李大希選手や市川快選手を含む「FORTH」のメンバーら、川崎ゆかりの選手も参戦。
チケットはインターネット販売のみで、2日(土)と3日(日)の一日券を当日午後6時まで購入可能。