小田原史談会(荒河純会長)がこのほど、戦前に小田原で活躍した郷土史家、片岡永左衛門の日記を解読してまとめた『片岡日記 明治編』を発刊した。
片岡は1860(万延元)年に生まれ、町会議員や町長代理、関東貯蓄銀行の監査役などを務めた。今回の冊子は昭和編、大正編に続き3冊目で、これで完結となる。
明治編では小田原大海(かい)嘯(しょう)発生時の様子やその対策で築堤された大防波堤の工事などについて、当時の写真などと合わせ紹介。同会は「まちの歴史や世相が分かる資料になっている。ぜひご覧いただければ」と話す。A4判(271頁)、1650円。平井書店で販売、同会ホームページ「お問合せ」からも購入可。(問)同会青木さん【電話】090・5566・6969
ウメコでパネル展

展示会の準備を進めるメンバー
完結記念展示会を8月25日(月)〜31日(日)、おだわら市民交流センターUMECOで実施。約20枚のパネルで紹介、午後5時まで同会メンバー常駐。