源義経を主祭神とする白旗神社が現在、甘く爽やかな香りに包まれている。境内の奥に設けられた「弁慶藤」と呼ばれる藤棚には、およそ1mの長い房に薄紫色の小さな花がつき、参拝者らの目を奪う。14日時点で3分咲きで、今週末には棚一面を埋め尽くす圧巻の満開を迎えそうだ。
同社によると、40年ほど前に近隣住民から2株の木が寄贈されたといい、藤棚の名称は「義経に仕えた武蔵坊弁慶にちなみ、命名されたのではないか」と推測する。
「義経藤」も開花
一方、社務所の前には白藤がたたずむ。清廉で気品あふれる花は「義経藤」という名で親しまれている。13日に開花が確認され、弁慶藤が咲き進んでいくのを追いかけるように、例年4月下旬から一斉に花弁をほどき始める。
風に揺れ、春の陽光に透ける藤の花を守ろうと、この時期には神職らが寄生虫に食べられたつぼみを摘み取る作業に精を出す。
紫と白の共演を果たす境内。弁慶が露払いを見せ、主君である義経がそれに応える。開花の時間差は、主従の絆を象徴しているかのようで、訪れる人の胸を打つ。
■所在地/藤沢2の4の7









