先日、茅ヶ崎市の公式X(旧Twitter)から発信されたあるポストが、SNS上で大きな話題(バズ)を呼びました。その内容とは「不要なアロハ回収します」というもの。
全国的には「不要なアロハ…?」と首を傾げる人が多かったようですが、夏の装いといえばアロハシャツ!な茅ヶ崎市民にとっては、妙に納得してしまうこの呼びかけ。今回は、このユニークな事業を企画した茅ヶ崎市環境政策課の担当者を取材し、バズった裏側や、集まったアロハシャツの「その後」についてお話を伺ってきました!
なぜバズった?「不要なアロハ」というパワーワード

話題を呼んだアロハ回収の投稿。Xでは42万回再生されています。
「不要なアロハ」という言葉のインパクトは絶大で、SNSでは「茅ヶ崎ならではすぎる」「ご当地感があって好き」といった声が次々と寄せられました。 実際、市内のクローゼットには「柄が派手になって着なくなった」「サイズが合わなくなったけれど、思い出があって捨てられない」といったアロハシャツが眠っているご家庭も多いのではないでしょうか。
全国的なニュースにもなったアロハシャツの回収ですが、実は最近始まったわけではありません。 「2024年から回収自体はスタートしていたんですが、その時は今回のように話題になることはありませんでした(笑)」と明かしてくれました。 今回初めて大きな話題となり、市役所の窓口には「えぼし麻呂」があしらわれた特製の回収ステーションが堂々と設置されています。

今年の「アロハマーケット」の会場でも回収を呼びかけたところ、すでに10着ほどが集まり、回収数は徐々に増加しているとのこと。 実際にアロハシャツを持ち込んだ市民の方からは、「不要になったアロハが、また違う使い道で生まれ変わるのはうれしい」という温かい感想が寄せられているそうです。
集まったアロハはどうなる?「リメイクアロハ」で繋ぐ新たなループ
では、集まったアロハシャツはその後どうなるのでしょうか?実は、2024年の開始当初からさまざまな団体の協力を得て、一つひとつ手作業で素敵な小物にリメイクされています。2025年は、シルバー人材センターの皆さんがその温かい手仕事を引き継いでくれています。

一枚のアロハシャツが様々なアイテムに生まれ変わります
驚くべきは、そのクオリティ。アロハシャツ特有の鮮やかな生地感はもちろん、元のシャツのボタンやポケットといったディテールまで活かして作られているんです。 エコバッグやティッシュケース、きんちゃく袋など、どれも世界に一つだけのオリジナルアイテム。アロハシャツの新しい命の吹き込み方として、これ以上ない素敵なリサイクルですよね。

アロハシャツのボタンをそのまま活かしたエコバッグ
部署の垣根を越えたInstagram発信
環境政策課が所属する環境部では、いまInstagram(@chigasaki_ecowave)での発信に非常に力を入れています。 特徴は、ほかの課もどんどん巻き込んでいること。アロハシャツ回収の様子だけでなく、資源循環課が担当しているフードドライブの取り組みなども積極的に紹介しています。
フードドライブとは、家庭で余っている食品を持ち寄り、必要としている方へ寄付する活動のこと。 「もったいない」を「ありがとう」に変えるこの活動も、Instagramのポップな発信を通じて、市民の皆さんに少しずつ浸透してきています。

インスタグラムではアロハ回収のことだけでなく環境部内の部署を横断した様々な取り組みを紹介中
壮大な課題に向き合う「小さな一歩」。担当者が語る環境への想い
環境政策課の中には環境政策担当と温暖化対策担当があり、各担当がそれぞれ異なる視点から茅ヶ崎の環境に向き合っています。
茅ヶ崎市環境基本計画の策定や、秋に毎年開催される「環境フェア」を担当する環境政策担当の髙橋さんは、「『環境の取組み』と聞くと、なんだか壮大すぎて、自分が何かアクションを起こすのを尻込みしてしまう方も多いと思います。でも、自分の小さな一歩が、実は大きな成果につながるんです。そんなアクションのきっかけを促していきたいです」と話してくれました。
茅ヶ崎から発信する新しいエコの形
「不要なアロハ」というローカルカルチャー全開の言葉から始まったこの取り組み。ただゴミを減らすだけでなく、かつて誰かのお気に入りだったアロハシャツが、形を変えて再び誰かの日常を彩るアップサイクルの素敵な事例になりそうです。 今後、リメイクされたアイテムがどのようにお披露目されるのか、これからの展開に期待が高まります。!
環境政策課インスタグラム:https://www.instagram.com/chigasaki_ecowave/

















