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「知らない子と、もう友だちになっている」子育て日記・その17

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「知らない子と、もう友だちになっている」子育て日記・その17

公園に着きました。

子どもが走っていきます。こちらはベンチへ。

少しすると、知らない子と遊んでいました。
まあ、公園ではよくあることです。
追いかけっこをしています。笑っています。
いつの間にか二人で砂場へ。さらにもう一人増えました。仲良さそうです。

しばらくして子どもが戻ってきました。

「友だちできた!」

早い。「なんて名前?」聞いてみました。

「知らない。」

え。友だちなのに?

「何歳?」「知らない。」

「どこの学校?」「知らない。」

ほぼ何も知りません。でも友だちだそうです。

大人だったら、こうはいきません。
名前を聞いて。仕事を聞いて。住んでいる場所を聞いて。名刺なんか交換したりして。
それでもまだ「知り合い」だったりします。

こちらがそんなことを考えている間にも、

「おーい!」

さっきの友だちが呼んでいます。

名前を知らないので「おーい」です。何の問題もありません。また走っていきました。

しばらくすると、三人で何かを作っています。砂の山です。

「これ基地!」

誰の基地なのかは知りません。でも全員、真剣です。

帰る時間になりました。

「もう帰るよ。」

声をかけると、

「わかった!」

今日は珍しく素直です。さっきの子たちに手を振ります。

「バイバーイ!」「またねー!」

帰り道、聞いてみました。

「また会えるかな?」「会えるよ。」

「いつ?」「また公園に来たとき。」

ずいぶん大ざっぱな約束です。でも本人は何も心配していません。

「名前、聞けばよかったね。」

そう言うと、

「今度聞く。」

……順番、逆じゃない?
あなたにも、名前を知らない友だちがいたことはありませんでしたか。

『へんてこ子育て日記』はこちら

住所

神奈川県横浜市

公開日:2026-09-24

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