「誰でも、身近に音楽が聴ける場を作りたい」―。武山出身で、現在は日本とドイツを行き来して活動するソプラノ歌手・松永知史さんが8月10日(金)、「みんなで楽しむコンサート」を開催する。会場は横須賀市文化会館大ホール、午後2時開演。
かつて武山養護学校に勤務していた松永さん。生徒や保護者との関わりで、「周りに迷惑をかけないか心配で一緒にホールへ足を運ぶのは難しい」との声を聴いたのがきっかけ。「障がいのある人、子どもも高齢者も純粋に音楽を楽しめる空間を作りたい」と”みんなで楽しむ”と題したステージを企画した。今回は、松永さんの想いに賛同し、三浦章宏さん(ヴァイオリン)と東誠三さん(ピアノ)が出演。ショパンの「ワルツ1番」や日本の童謡・歌曲など多彩なプログラムを用意している。
同実行委員会の代表を務める岩澤安史さんは、松永さんの同級生。「歌の力、想いの強さがある。地域ぐるみで盛り上げたい」と話している。
チケットは1000円、小学生以下無料。また、障害者手帳・療育手帳等の提示で無料になる。詳細は実行委員会【電話】046・827・8821