茅ヶ崎市美術館で8月11日(土)から9月2日(日)まで開催される「あそび展」。同展のために、都内在住のアニメーション作家・若見ありささんが、茅ヶ崎の海辺の砂を使った新作砂絵アニメーションを制作した。
サンド(砂)アニメーションを得意とし、NHKの番組などでも作品が使われている若見さん。以前から「地域に合った作品を地域の砂で作り展示したい」と考え、同館からの呼びかけで今回の作品を実現させた。作品名は『ちがさきの海』。「烏帽子岩」を題材に、自然の恵みや、茅ヶ崎を見守り続ける“守り神”としての姿を30秒間に描いた。
用いる手法は、作品に変化を加えながら写真を撮り繋ぎ合わせる「コマ撮り」。今回は1秒12コマ・計360枚の写真を使用。砂と光という限られた素材を駆使。砂の粒子の細かさや柔らかさなどを変え、無限の世界を表現している。「茅ヶ崎の砂はサラサラで使いやすかった。茅ヶ崎ならではの作品、喜んでもらえれば」と話した。
上映期間は8月11日〜19日
同作品は、若見さんの代表作で「映文連アワード2016」優秀企画賞などを受賞した『Birth―つむぐいのち―水の中の妊婦』などとともに、「あそび展」の中で繰り返し上映される。上映期間は8月11日(土)から19日(日)まで。問い合わせは同館【電話】0467-88-1177へ。