トレイルラン初心者、秦野までの12キロコースを体験
〈2018年9月24日更新〉
神奈川県大磯から伊勢原へ、本格トレイルの大会
今年で3回目を迎える青鳩トレイルランが9月22日に行われ、多くの市民ランナーが、大磯・照ケ崎海岸から一路、秦野市にある健速(タケハヤ)神社、伊勢原市にある大山山頂を目ざし、山道を駆け抜けました。
レアリアスタッフの小島も、今回2度目のエントリー。現場をレポートします。
朝7時30分、曇天の照ケ崎プール。受付けを行うランナーたちが集まっています。
コースの設定は2つ。照ケ崎から、大山山頂までの約30㎞を走るAコースと、健速神社までの12㎞を走るBコース。僕は昨年に続きBコースをチョイス。今年も残念ながら、曇り空。海風が肌寒い、大磯の朝です。
お手洗いは、神奈川県営駐車場とJR大磯駅
みなさん、指にSIシステム(計測器)をはめたり、お手洗い、ストレッチと、スタート前の緊張感がただよいます。ちなみに、お手洗いですが、西湘バイパス下、神奈川県の駐車場に併設されています。
電車で来る方、JR大磯駅、改札に向かって右側にお手洗いがあります。左側にはファミマがあります。コンビニはこのファミマをスルーすると、スタート会場まで、途中にありません!注意してください。
大磯といえば青鳩〈アオバト〉
コースの冠にもなっている「青鳩」ですが、大磯といえば青鳩!
そもそも、青鳩ってなんだっけ、という方はコチラを。
大磯・青鳩〈アオバト〉まとめ
〈2017年8月18日〉タウンニュース
海水を求め、アオバト飛来https://www.townnews.co.jp/0606/2017/08/18/394941.html
〈2018年9月7日〉タウンニュース
大磯のゆるキャラ、いそべぇピンチ
クラウドファンディング使ってリフレッシュをhttps://www.townnews.co.jp/0606/2018/09/07/447573.html
〈2016年1月17日〉NHKダーウィンがきた 「命がけ!荒波に挑む 森のハト」
大磯の青鳩の多くは、丹沢から、大山・伊勢原を通って、もしくは弘法山を通って、または、鷹取山を通って、飛来すると言われています。今回のコースは、まさに、青鳩の飛んでくるルートをトレースする設定になっています。
写真は、スタート前の照ケ崎海岸。小さくて見づらいですが、赤いマルで囲んだところに、青鳩が飛んでいます。数十羽の群れを見ることができました。
照ケ崎~こゆるぎの浜、海を見ながらランニング
そしていよいよ8時5分、スタート。
砂浜というか、砂利道を進みます。
余談ですが、大磯の砂は、アクアリウムをやる方や、建築関係の方には意外にメジャーな素材です。水槽の下に敷いたり、玄関の三和土に使ったりします。
海から山道へ
砂浜の次は、いよいよ山道。というか獣道。
大磯運動公園の裏手を進みます。昨日の雨で、地面はウェット。少しづつ、ランニングシューズが水分を含み、重くなっていきます。おろしたてのランニングシューズで大会に参加する人はいないと思いますが、オススメしません。こんな感じになります。今回のレースで左足の先に小さい穴が(…)。
青鳩トレイルには付き物!?無念のコースアウト
山道に入って5分。まさかのコースアウト。道に迷いました(涙)。
上り坂でふー、フーいいながら、前の方に付いて走ります。途中、道が二又に別れ、前のランナーといっしょに右の下り坂へ。「今年は、昨年とコースが変わったんだな~」なんてノンキに下っていると、先を行く4~5人のランナーがケートラに乗った地元のおじさんに、道を聞いています。
オーマイガー。
道を間違えたようです。
こんなときは、落ち着いてUターン。
昨年の記憶を頼りに、下った道を再度、上ります(涙)。
ゼッケンを付けたランナーがたくさんいたのに、急に一人ぼっち。ですが、コースアウトも、トレイルランの魅力の一つ、気にせず進みます。なんとか、コース復帰。
この先、短い下り坂がありますが、ウエットの路面+水を含んだ草+足に絡まるツル草。とくにつる草、注意が必要です。硬く、切れません。ひっかかると派手に転びます。
Bコースの山場「鷹取山」へ
そして前半の、まさに山場。鷹取山(219m)へ。
激坂登場。坂というより壁です。
箱根駅伝5区、大平台手前のヘアピンカーブから急に斜度がきつくなりますが、こんなにきつくないです。当然ですが、走らず、歩いて上ります。
初心者にもオススメのBコース、比較的平坦!?
行くてを阻むのは、斜度のキツイ坂ばかりではありません。
倒木もでてきたります。おまけに、昨日の雨の影響か、ガスってます。暑くないことが、唯一の救い。
大会要項には、「健速神社までは比較的平坦で初心者向け」とあります。来年までには、初心者レベルまであげていきたいところです。
道しるべは紅白のテープ
残り700mの標識。コース道順は、紅白のテープが頼りです。ここからがキツイ。上り坂に加え、ラストは木の階段。
やっと、鷹取山頂上へ。頂上には鷹取神社が鎮座しております。逆光でも構わず写真を撮るあたり、頭に酸素が回っておりません。
そして、ここは第一チェックポントです。指にはめたSIシステムを所定の場所に差し入れ、チェック終了。
神社でみなさんの無事完走を祈願し、上吉沢へ向かいます。ここからやっと下り坂(フー)。
レイクウッドゴルフ場の横を抜け、霧降の滝方面へ(実際に滝まではいかないですが)。
余談ですが、レイクウッドといえば「超」名門コース。神奈川には、名門コースがいくつもありますが、会員権価格でいえば(とあるゴルフ会員権のホームページによると)、磯子、戸塚に次ぐお値段。
話しがそれました。上吉沢を目指します。
イノシシ出没注意の看板も
幸運にも、イノシシとの邂逅、遭遇はありませんでした。運が良かっただけで、ハチやまむし、マダニに刺されたり、噛まれたりすることも。ここは自己責任。なので、服装は半ズボンのジャージに、長袖のシャツを選びました。
ホットするアスファルト
一部、アスファルトの道も。コース全体で、トレイル比率は75%だそうですが、初心者にとっては恵みのアスファルトです。ここまでくると、だいぶ楽になります。
青鳩トレイルラン、山道から田園風景に
金目川沿いの水田が見えてきました。Bコースのゴールもだいぶ近くなってきました。
僕は、残念ながら、途中、コースアウトしてしまいましたが、基本、辻、辻には、ボランティアの方が立っており、道を誘導してくれます。「がんばれ~」の声援は、ホント、励みになります。
そしてフィニッシュ!SIシステムを再び差し入れ、チェック終了。ゴールです。タイムは2時間12分33秒15.昨年より2分遅れぐらいかな、といったところです。
もちろん、Aコースの方は、ここからが本番。大山山頂までの「ずっと上り」が待っています。
おやつはバナナにオレンジ、塩昆布
ボランティアの方が切り分けてくれた、オレンジとバナナをむしゃむしゃ。昨年もそうでしたが、ここでいただくオレンジは世界一甘くておいしいです。間違いないです。
神奈川の、普通のマラソン大会に飽き足らない方はぜひ!
大会のスタッフをはじめ、ボランティアの方には、本当に感謝です。今年もイイレースを走ることができました。いつもとは違ったコースを走りたい、と思っている方、トレイルラン、「超」オススメです。僕のような初心者には、ぴったりの距離、コースレイアウトです。興味のある方、来年はいっしょに走りましょ!
《 大会主催者ホームページ 》