水無川が流れ、遠くに丹沢の山並みを一望できる風光明媚な秦野の玄関口。商店街のにぎわいを感じながら、「名水百選のまち」を歩いてみましょう。FMヨコハマ名物レポーター「ホズミン」こと穂積ユタカさんが秦野駅周辺をお散歩レポートします。※( )番号は最後のマップに対応しています。
(1)「弘法の清水」駅徒歩5分で、名水です
「弘法の清水」(1)は、弘法大師が地面に突き立てた杖の先から水が湧き出したという伝説にちなんだ湧水スポットです。今も日量約100トンの水がこんこんと湧き、水温は年間を通して16℃前後とひんやり。井戸の形が臼(うす)に似ていることから「臼井戸」とも呼ばれます。
(2)「今泉名水桜公園」春夏秋冬、サクラサク
名水百選に選出される秦野盆地湧水群の中でも、最大級の湧水量を誇る今泉湧水池を活用した「今泉名水桜公園」(2)。園内には、1年を通して桜を楽しめるようにと開花時期の異なる18種類の桜が植栽され、樹齢80年といわれるベニシダレも存在感を放っています。
(3)「まほろば大橋」駅前のシンボルブリッジ
水無川に架かる「まほろば大橋」(3)は、かながわの橋100選にも名を連ねる駅前のシンボルです。橋上からは丹沢の美しい稜線を一望でき、中央にそびえる高さ10mのからくり時計塔が悠々と時を刻んでいます。
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(4)「カルチャーパーク」文化とアクティビティの発信拠点
水無川上流を目指して歩くと、公園施設「カルチャーパーク」(4)が見えてきます。文化会館や図書館、総合体育館などが一体となった複合施設で、ロング滑り台などの遊具が充実したペコちゃん公園は多くの家族連れでにぎわいます。周辺の川岸は桜の名所としても知られ、春になればピンクのトンネルが両岸を彩ります。
(5)「曽屋神社」信仰集める名水の守り神
カルチャーパークから曽屋方面に足を伸ばすと、漆黒の鳥居が目を引く「曽屋神社」(5)に到着。境内に湧く井之明神水(いのみょうじんすい)と名付けられた清水は、かつて地域の貴重な生活用水として使用されていました。御祭神はもちろん水の神様。毎年7月には例大祭が催行され、勇壮な神輿が地域を練り歩きます。
(6)「名水はだの富士見の湯」名水に浸かりユルリと一息
散策の終わりは、弘法山の麓にある「名水はだの富士見の湯」(6)でひとっ風呂。秦野の湧水とクリーンセンターの余熱を利用した温浴施設で、富士山を望む絶景の露天風呂や室内大浴場、足湯、サウナなど、豊富な設備がハイカーにも人気です。
ホズミン散策ルートおさらい
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