学園の街ならではの雰囲気を感じつつ、緑豊かなおおね公園から東海大学へ。広大なキャンパスを散策し、後半は明治を代表する歌人の生家跡を訪ねましょう。FMヨコハマレポーター「ホズミン」こと穂積ユタカさんが東海大学前駅周辺をお散歩レポートします。※( )番号は最後のマップに対応しています。
(1)「おおね公園」広大なスポーツ広場は全面人工芝
かつての地名であり、駅名でもあった大根(おおね)の名前を冠したおおね公園(1)。公園内には、全面人工芝にリニューアルしたスポーツ広場や温水プール、テニスコート、スケートボード場もあります。夏はじゃぶじゃぶ池が子供たちに大人気。また湿地を好む水生生物、かもやかわせみなどの野鳥が観察できる池もあり、花と緑豊かな憩スポットです。
(2)「東海大学湘南キャンパス」秋、紅葉が彩る
オリンピック金メダリストをはじめ、日本を代表する多くのアスリートを輩出してきたことでも知られる東海大学。そのメインキャンパス、湘南キャンパス(2)は、日本の大学で有数の敷地面積を誇り、研究施設や多くのスポーツ施設が集結しています。キャンパス内は自由に散策することができ、学食の利用も可能。キャンパスを彩る春の桜並木や秋の紅葉は圧巻です。
(3)「東光寺」秦野市の重文に指定、朱塗りの山門
境内の入り口に仁王門がそびえ立つ東光寺(3)。先ごろ改修された朱塗りの山門は秦野市指定重要文化財に指定されています。建造は1774年(安永3年)と伝えられ、中に入ると薬師堂があり、薬師如来、聖観音菩薩像が安置されています。薬師如来像は室町時代に作られた寄木造りで、左手に薬つぼをもっていますが、右手がないことから、別名「片手薬師」と呼ばれています。
(4)「前田夕暮記念碑」一斉風靡した歌人の生家跡
明治から昭和にかけて活躍した歌人、前田夕暮は南矢名村の生まれ。その生家跡にひっそりと記念碑が建立されています(4)。夕暮は若山牧水ともに自然主義文学を代表する歌人として「夕暮・牧水時代」と言われる時代を築きました。代表作「木に花咲き君わが妻とならむ日の四月なかなか遠くもあるかな」の歌碑は、おおね公園内にも建立されています。
ホズミン散策ルートおさらい
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