令和となって県内で最初の巡業・大相撲相模原場所が10月11日(金)、相模原で開催される。会場は相模原ギオンアリーナ(市立総合体育館/南区麻溝台)。相模原での大相撲の巡業は2000年に行われて以来、19年ぶり5回目となる。横綱・白鵬、新大関・貴景勝などの人気力士たちの取り組みを地元で見られる、またとない機会となりそうだ。
大相撲相模原場所
大相撲相模原場所をめぐっては、市内で巡業が開催されていなかったことから1991年に市体育協会が勧進元(主催者)となって実施。その後、日本相撲協会主催で96年から00年まで3回開催された経緯がある。91年の開催当初は、バブル景気の影響や、当時の大横綱・千代の富士を夏場所で破り引退を決意させた弱冠17歳の貴花田、兄の若花田による若貴ブームも相まって5000人を超える来場者数を記録した。
その後、巡業が日本相撲協会の主催でなくなって以降、市内開催から遠ざかっていたが、このほど勧進元のイベント会社・effort(東京都)からの打診により、過去の開催のノウハウや実績がある体育協会との共催案が浮上。アリオ橋本からの協力も得られたことから開催の運びとなった。
若葉まつりでPR
先日行われた市民若葉まつりでは、体育協会のブースに相模原場所の担当親方である立田川親方(元小結・豊真将関)がPRのため参加。力士と共に来場を呼びかけた。立田川親方は巡業ならではの稽古や相撲甚句の披露などの魅力を挙げ、「大相撲を身近に感じ楽しんでもらえれば」と話した。
effortの高瀨亘社長は「相模原の方に迫力ある巡業を観てもらいたい。ぜひ、多くの人で盛り上がってくれれば」と話し、秋巡業に期待感をにじませた。
午前8時開場で、打ち出し(終了)は午後3時。現在、観戦チケットの申し込みを受け付けている。申し込み・問合せは相模原場所実行委員会【携帯電話】080・3752・7890またはホームぺージ(https://www.sumo-jungyo.jp/)へ。