平塚市北図書館で、平塚にゆかりのある作家・村井弦斎(1864~1927)、妻・長女の食に関わる著作の展示が行われています。11月13日(日)まで。
弦斎は報知新聞の客員として、時事的な記事のほか、多くの小説も書いていました。中でも「食道楽」は、小説でありながら四季折々の料理やレシピが掲載されていることが好評を博し、ベストセラーとなりました。1904年から亡くなるまで平塚市の駅南側(現在の八重咲町)に住んでいたこともあり、毎年弦斎の功績を伝える「村井弦斎まつり」が平塚市内の村井弦斎公園で行われています。妻の多嘉子は料理研究家として活躍、長女の米子は登山家として名を馳せています。
今回の展示会は同図書館開館25周年を記念した催事。期間中は「食道楽」(復刻版)をはじめ、1903年刊行の「食道楽」を米子が多少手を加えて全文収録した「定本食道楽」、記者の質問に多嘉子が答える形で料理の作り方が記された料理談ほか、3人の著作が展示されています。また、同館の館長自らが描いた弦斎と多嘉子、米子を分かりやすく解説した漫画も見ることができます。
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開催日
2016年10月1日(土)~2016年11月13日(日)
問い合わせ
平塚市北図書館
公開日:2016-10-15