認定こども園を見据えて
今回の潜入レポは、2020年4月に幼保連携型認定こども園に移行する神奈川県綾瀬市の「ピッピことり保育園」です。
0歳児から5歳児までおよそ100人の子どもが通うこちらの保育園は、2016年4月に開園し、来年4月からは幼稚園機能と保育園機能を兼ね備えた幼保連携型の認定こども園に生まれ変わります。
りょうせい幼稚園で培った教育経験活かす
昭和50年設立の学校法人明和学園(古郡孔文理事長)が運営する認可保育園で、運営母体の法人は「りょうせい幼稚園」での教育で培った経験をこちらの保育にも取り入れようと、幼保連携型の認定こども園を見据えて、この保育園を開設しました。
「ピッピことり保育園」は、のびのびと安心して過ごせる生活環境の中、子どもたちひとりひとりの成長に合わせた充実した保育を展開しています。
その柱にあるのが子どもたちが毎日するあれ。そう「遊び」です。
「遊び」を大事にした保育環境
保育園の1日はその「遊び」からスタートします。「遊び」を頭の中に入れながら、保育園の施設・設備・環境についての考え方を読んでみてください。
- 遊具や保育室などの充実を図っています。
- 子どもの活動の発展、安全を考え園庭を芝生にしています。
- 室内においてのネット遊具、クライムウォールをはじめ、園庭には遊具やウッドデッキ、屋上にはプールスペースなど子どもたちが「のびのびと遊びつくせる環境」に配慮しています。
大人気スポット「室内ネット遊具」
なかでも特に人気なのが「室内ネット遊具」です。この遊具は室内の2階と1階の吹き抜けを利用したネット遊具で、主に毎朝8時半から9時ごろ、3歳以上の園児が登園したころに遊んでいる大人気スポットです。
飛んだり跳ねたり、潜ったり、降りたり、ふちに座ってたたずんだり、使い方は園児によってさまざまです。
将来は五輪選手が誕生するかも?
保育園の2階には、いま話題の「クライムウォール」があります。子どもたちは、登ることがとっても大好き。保育士の先生が見守るなか、こどもたちは遊びの中で「できた」を経験することができます。
昨日は登れなかったあと一つが、今日は「登れた」になり、やがててっぺんまで登るようになり、天井にタッチもできるようになります。高さは約2メートルで下には安全マットがありますが、子どもたちにとってはまさに「ロッククライミング」ですね。
「遊びは子どもを成長させる」
ピッピの遊具はりょうせい幼稚園の古郡亜希夫副園長(あきお先生)が知恵袋です。室内ネットもクライミングウォールも、屋上のプールもお外の遊具も砂場も、すべてあきお先生が設置を担当しています。
あきお先生は今、保育園の2階に新たな遊具の設置を進めていて、早ければ2019年12月中にお披露目されるとか。今度はどんなワクワクが待っているか、本当に楽しみですね。
綾瀬市初の認定こども園へ
ピッピは2020年4月に綾瀬市初の「認定こども園」に移行し、保育園児の定員枠に加え次の通り定員枠を設けています。
■1号認定児
3歳児 5名
4歳児 5名
5歳児 5名
■2号・3号認定児
0歳児 9名
1歳児 7名
2歳児 4名
3歳児 若干名
4歳児 若干名
5歳児 若干名
こども園の最大のメリットは、幼稚園並みの教育が受けられて、保育園並みに長時間預かりができること。難しい手続きなどについては、随時、ピッピの先生たちがサポートしてくれます。
一度見学に訪れてみてはいかがでしょうか。