創建から800年以上の歴史を有し、国の重要文化財である運慶仏5体を所有する芦名の浄楽寺(土川妙真住職)で、3月1日(日)から3日(火)の3日間、春の特別開扉が行われる。
全国に残存する運慶作の真作は19体といわれ、そのうち5体(阿弥陀三尊像・不動明王像・毘沙門天像)が同寺にある。
鎌倉時代、鎌倉幕府初代侍別当に任命された、三浦一族の系譜である和田義盛が仏師・運慶に仏像の彫刻を依頼したものとされる。
同寺では、10月と3月の年2回にご開帳を行っている。
パネル展や法話も
当日は、収蔵庫に収められた仏像を間近で拝観することができるほか、本堂では「寺展アートギャラリー」と題し、大楠山や運慶仏の胎内をテーマにしたユニークなアート作品のパネル展示もある。
また、午前11時から運慶仏の見方などを教えるミニ解説の時間が設けられているほか、午後1時からは浄土宗布教師による法話もある。このほか、数珠のお清め(各自持参)や、春のご開帳限定の御朱印、写経体験、地元飲食店のランチなども楽しむことができる。