環状2号線と西谷浄水場の間に位置する向台公園(横浜市保土ヶ谷区川島町759の1)で藤の花が咲き誇り、初夏の訪れを告げている。例年よりも1週間ほど早く咲き始めたが、コロナウイルスの影響もあり、散歩途中に立ち寄る人々はマスクをするなど感染予防を心がけながら、風に揺れるあでやかな花を楽しんでいる。
公園のシンボルへ
甘い香りに誘われて昆虫が引き寄せられる藤の花の木は20年ほど前に同公園が改修された際に公園の中央に植えられた。5年ほど花を咲かせることはなかったことから、10人ほどの地域住民で組織し公園の清掃などを行うボランティア団体「愛護会」のメンバーは、文献を読み、藤の花の名所として知られる栃木県のあしかがフラワーパークを訪れ、手入れ方法を学ぶなどしてきた。
公園のシンボルとなった藤の花は、地域に初夏の訪れを告げる存在となった。向台公園愛護会の関根いせ子会長は「今年はコロナウイルスの問題もあり、『ぜひ見に見に来てください』とは言えないが、この藤棚は地域の誇り」と話している。
問い合わせは関根会長【電話】045・373・0277へ。