障害者と多分野のプロフェッショナルが協働で行う、現代アートの国際展「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」が8月24日に開幕した。
パラトリエンナーレは2014年から始まったプロジェクトで、NPO法人スローレーベル=横浜市神奈川区白幡南町=理事長の栗栖良依さんが総合ディレクターを務める。新たな芸術表現を創造・発信する催しとして3年に1度実施しており、今回は感染症の拡大を受けてオンラインを取り入れるなど新たな試みを導入する。
期間中は、パラトリエンナーレの魅力を伝えるオリジナル番組を配信する
- 「パラトリテレビ」
- 読む展覧会「ブックプロジェクト そのうち届くラブレター」
- 世界のサーカスアーティストによる「サーカスアニメーション」
- 食を切り口に福祉や持続可能な社会を考える「パラトリラボ」
という4つのプログラムを展開。11月までのプレ会期中はオンライン配信・講座を実施し、本格的な会期となる11月18日から24日はオンラインと横浜市役所でのイベントを合わせて開催する。
詳細はホームページ(https://www.paratriennale.net/2020/)。
小学生迎え公開講座
プレ会期の皮切りイベントとして、みなとみらい本町小学校=西区=の児童を招いた公開授業が、新市庁舎で8月24日に開催された。
パラトリテレビに出演する車椅子インフルエンサーの中嶋涼子さん、ダンス劇作家で舞踊家の熊谷拓明さん、総合ディレクターの栗栖さんらが登壇し、イベントの意義や見どころなどを解説。参加した小学生との意見交換も行った。