先着300人
江戸時代から大正時代にかけ、大山街道を進む足として多摩川の両岸を結んでいた渡し船「二子の渡し」を再現する乗船体験会が11月3日(祝)、二子の河川敷で開催される。正午から午後3時30分まで。参加費300円。先着300人。主催は高津区。
【事前申し込み不要】当日受付
対象は原則小学生以上(3年生以下は保護者同伴必須)。事前申し込みは不要で当日、二子神社境内で受け付け。
会場ではあゆのぬいぐるみ色つけ体験や、竹細工おもちゃの工作、絵本読み聞かせ、紙芝居「二子の渡し」、バルーンアートなども行われ、親子で楽しめる内容となっている。
復活から10回目
二子と瀬田を結ぶ「二子の渡し」の始まりは元禄年間(1688年〜1703年)と言われている。江戸時代には大山詣りの参拝客などで賑わい、相模地方の産物を江戸に送る流通経路としても利用されたという。
1923年の関東大震災で東京からの避難民が大山街道を通ったことがきっかけとなり、二子橋の架設運動が活発化。25年の橋の完成とともに、二子の渡しは長年にわたる役目を終えた。
2011年には、地域の歴史への理解を深めてもらおうと86年ぶりに復活。以降、毎年1回、1日限定で体験イベントを実施している。今回は復活から10回目となる節目の年。担当者は「ぜひ多くの方にお越しいただければ」と話している。
問い合わせは高津区役所地域振興課【電話】044・861・3133へ。