今年で60回目を迎える「尊徳祭」が10月14日㈯・15日㈰の2日間、栢山の尊徳記念館および尊徳の生家を会場に開催される。両日とも午前9時から午後5時。
　郷土の偉人である二宮尊徳の命日（10月20日）の前後に、尊徳が生まれ育った栢山で尊徳の教えを学ぼうという企画。老若男女が気軽に親しめるプログラムが多数準備されている。
　14日は午後0時10分から栢山混声合唱団によるコンサート、1時40分からは市内小学5・6年生の児童7人が「二宮金次郎とわたし」と題した作文を発表。中庭では0時半から、「報徳楽校」で尊徳について学ぶ子どもたちが育てた米や野菜を販売する。
　また、（一社）エリア・イノベーション・アライアンス代表理事の木下斉さん、報徳二宮神社宮司の草山明久さんを講師に招き、公開講座を開催。尊徳の教えをもとにしたまちづくり事業を推進する木下さんと草山さんが、「現代に通用する尊徳翁の事績」をテーマに語る。定員先着120人。
　15日には「報徳記」を富田高慶の原文で読む企画（午前10時～）、大型スクリーン紙芝居「二宮金次郎物語」の上演（午後1時～）ほか、1時30分からは「尊徳祭アトラクション」として、栢山田植歌保存会や相模人形芝居下中座による公演も行われる。
60回目の尊徳祭
10月14・15日に
栢山で開催
入場無料
尊徳記念館 ☎0465・36・2381
問合せ
子どもたちが米や野菜を販売