春の訪れを告げる梅の花が川崎区観音の石観音堂で咲き始めた。(2021年1月22日)
石観音堂のシンボルに
石観音堂は明長寺(川崎区大師本町)の境外仏堂。寛文5年(1665年)に開かれ、長年、地域の世話人が管理している。梅は2019年に明長寺の松田亮寛住職(42)が石観音堂のシンボルになってもらいたいとの願いを込めて植樹した。梅の木の大きさは、高さ約3メートル、枝の長さは6メートルほどで1月下旬頃には満開になるとみられている。
静かに参拝し観梅を楽しんで
石観音堂では現在、森づくりに取り組み、境内のコンクリートを剥がして水脈環境を整え、庭園の土中環境作りを手掛けている。倉形泰正世話人代表(80)は「コロナ禍でもあり、静かに参拝しつつ観梅を楽しんでいただければ」と語る。