複製原画8点や下絵の展示など
『だるまちゃん』シリーズなどの著作で知られる絵本作家・かこさとしさんの絵本画展が、二宮町図書館で2月2日から始まった。『かわ』『からすのパンやさん』『万里の長城』などの複製原画8点と『だるまちゃんとかみなりちゃん』の下絵を展示。直筆サイン入りの本と関連パネルも並び、かこさんの著作を紹介するコーナーを設けている。
生涯学習センターラディアンに今の図書館が移転・開館して昨年で20周年を迎えた記念事業。23日(火・祝)まで。
生涯600点以上の作品を送り出した かこさとしさん
かこさんは1926年福井県生まれ。工学博士、技術士、児童文化の研究者でもあった。青年時代に紙芝居制作や子どもたちへ読み聞かせなどをする活動に携わり、33歳のとき『だむのおじさんたち』で作家デビュー。物語絵本をはじめ、『どうぐ』『人間』といった科学絵本、『伝承遊び考』やエッセーほか、92歳で他界するまで600点以上の作品を送り出した。
同図書館では共著を含めて約250タイトルのかこさんの作品を所蔵する。「大人にとっては懐かしく、今の子どもたちにもおなじみの作品ばかり。幅広い世代に親しまれ、心が安らぐかこさんの絵本の魅力や原画ならではの緻密な絵のタッチをぜひ感じて」と話す。
開館時間は確認を!
緊急事態宣言発出中の開館時間は午前9時30分から午後5時まで。月曜日と祝日の翌日が休館。問い合わせは同館【電話】0463・72・6913。