キュイ~ン、ガリガリガリ……。虫歯治療は、大人でも苦手という人がたくさんいます。ましてや、子どもの場合は、家族ではない人に口の中を触れられたり、冷めたい器具を入れられたら、不安になるのは当然のことですよね。子どもにリラックスして歯の治療を受け入れてもらうためにはどうすれば良いのでしょうか?
茅ケ崎駅北口から徒歩4分、エメロード沿いの『歯科エメラルド茅ヶ崎』の天笠信仁 院長と、奥様の景子副院長(育休中)に聞きました。
歯医者を「おどし文句」に使わないで
1歳半の娘さんの子育て真っただ中のおふたり。歯科医師だけでなく、パパママの観点からもアドバイスをしてくれました。
「まずお願いしたいのは『良い子にしないと、歯医者に連れて行くよ!』などと、歯医者を「おどし文句」に使わないこと。『歯医者は怖い』という印象がついてしまいます。一番大切なことは「歯医者嫌い」にさせないことです。逆に『歯医者さんに歯をピカピカにしてもらおうよ』と、笑顔で声がけしてしてもらいたいと思います」
まずは歯科医院に慣れてもらう
続いて、歯医者を好きになってもらうコツについてこう語ります。
「歯科医院は歯を削る音が響いていて、少し緊張する場所。ですから、『まずは遊びに来て』と伝えています。診療室やスタッフの顔を覚えてもらったり、器具に慣れてもらって、不安を和らげてから、治療を開始するのが良いですね。あと、ママがリラックスして治療を受けている様子を見るだけで安心感を覚えます」
「予防&痛くなる前に」が鉄則!
「とはいえ、虫歯や痛くなる前に予防することが親御さんの大切な役目」。歯科エメラルド茅ヶ崎では、予防歯科にも力を入れています。
(1)歯磨き・ブラッシング指導
歯磨きが好きになるブラッシング法を楽しく指導しています。ママには「仕上げ磨き」のコツも。
(2)フッ素塗装
乳歯・永久歯は歯質がまだ脆弱なため、歯の表面にフッ素を塗布することで、歯の表面が『酸』に強くなり溶けにくくなります。
(3)シーラント
虫歯になりやすい奥歯の溝の部分に「プラスチック」を流し込み、虫歯になりにくくさせる処置です。歯を削らずに予防できるのが特徴です。
「虫歯は、(1)酸を作る「虫歯菌」 (2)「口や歯が酸性になっている時間」(3)細菌のエサとなる「砂糖」の3つの悪条件が重なることで発生します。『だらだら食ベ』は控え、『食べたら磨く』を心がけて、虫歯知らずのお口を目指しましょう」。
取材協力/歯科エメラルド茅ヶ崎