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<レポート>子育て中のママ記者が「SDGs」を実践中!楽しみながら家庭でできる21実例を紹介します

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<レポート>子育て中のママ記者が「SDGs」を実践中!楽しみながら家庭でできる21実例を紹介します
プラ製のスポンジは使わず、天然のこんにゃくでできたスポンジで食器洗い

 茅ヶ崎は「SDGs」という言葉や概念が無かった頃から、ビーチークリーンや地産地消に積極的だったり、オーガニックやフェアトレードの商品を取り扱う個人店があったりと、環境や健康、ウエルネスへの配慮が高い地域です。そんな街の風土もあり、子育て奮闘中の記者オノデラは、数年前から家族3人で「SDGs」に取り組んでいます。

本レポートでは、買い物からごみ削減、電力会社変更まで、生活のいたるところで実践している我が家の「SDGs」を紹介します。ひと口に「SDGs」と言っても、「何をすれば良いのか分からない」という人のヒントや、「これもSDGsなのね」という気づきになればうれしいです。

【お出かけ編】

1、休日は自転車やコミュニティバスで移動

2、エコバッグ・マイボトルを持参

当たり前の時代になっていますね!

【買い物編】

3、地産地消

我が家では10年以上前から隔週で、近所の有機野菜農家・伊藤農園さんに旬の野菜を届けてもらっています。また、休日は漁港のイシラスさんや魚卓さんまで出向いて、朝どれの釜揚げしらすや魚介類を購入。運送による環境負荷の軽減にもつながる上に、価格もリーズナブル&新鮮で安心安全な食材が食べられるので良いこと尽くしです。

4、地産地消やSDGsに取り組む店を利用(エシカル消費)

調味料類や乾物などは天然素材のものにこだわり、大手スーパーではなく、地元商店で買い物するようにしています。個人店を利用することは、お店の応援になったり、地域経済の活性化に貢献できます。また、雇用につながるなど、住み続けられる街づくりへとつながります。

5、手前に置かれている食品、見切り品から買う

「手前どり」や「見切り品」は、安く購入できるうえに、フードロスの削減にも貢献できます。

6、認証マークの製品やフェアトレード商品を購入

  • エコマーク……環境保全に役立つと認定された商品の証
  • FSC認証……持続可能な森林を守る証
  • レインフォレスト ・アライアンス……持続可能な農業基準の証
  • 環境や資源に配慮した漁業による水産物の証である「MSC認証」
  • 持続可能な養殖による水産物の証である「ASC認証」

認証マークの製品を選んで購入することで、働く人の人権保護につながるケースもあります。

7、フリマアプリ・リサイクルショップを利用 

リサイクル品や型落ち品を選択肢に入れることで、資源保護へとつながります。我が家では、子どものおもちゃや絵本は使用する期間が限られているので、もっぱらフリマアプリか、リサイクルショップを利用しています。使い終えたら、また出品して、次に使ってくれる人へと循環させています。

8、プラ製品はなるべく使用しない/家具やおもちゃは自然素材のものを

海洋マイクロプラスティックが問題になる中、我が家でプラ製品は極力購入しないようにしています。中でも、家具や子どものおもちゃは、木製やラタン・かご製品を利用。木製やかごの場合は、壊れても自然に還りますし、不要になった場合はDIYの材料にすることもできます。何より、劣化せず長持ちするのでエコです!

【水の豊かさ編】

9、洗濯洗剤は量り売りの店で

近所のサステナブルショップで「量り売り」を始めたので、洗濯洗剤などは空のボトルを持ち込んで購入しています。詰め替え時の「袋ごみ」も出ません。

また、化学物資でできた柔軟剤には、マイクロプラが含まれていて香害のほか、環境負荷になるので使用しません。

10、食器洗い・掃除洗剤は、ホタテパウダーやヤシのみ洗剤を

お風呂掃除や床の水拭き、食器洗い、トイレ掃除まで、ホタテパウダーを水に溶かして使っています。ヤシの実洗剤も海の生態系を守り、安心して魚が食べられる未来作りにつながります。肌にもやさしいです!

11、天然ヘナでヘアカラー

ケミカルなカラー剤は、健康被害はもちろん、環境や水の汚染に影響があるとのことで、数年前から使用するのをやめました。白髪は天然由来の成分で作られた「ヘナカラー剤」を使って自分で染めています。身体にも環境にも優しい上に、ヘアサロンに行くコストや時短にもつながります。

【エネルギー編】

12、再生可能エネルギーを使用した電力会社に変更

数年前から、電力会社を「東京電力」から、太陽光やバイオマスなど再生可能エネルギー発電所の電気を届けてくれる「生活クラブエナジー」に切り替えました。原発や化石燃料に依存しないより良い社会を目指す姿勢や、普段から利用している生協のグループなのでチョイスしました。

13、 国の補助金を利用して、7月に内窓工事を予定!

「冬に窓側が冷える」「冷暖房費を節約したい」「結露・カビが気になる」。以前からこんな悩みがあったので、新たに始まった国の補助金制度「先進的窓リノベ事業」の活用することに!!

ずっと内窓をつけたかったものの、踏ん切りがつかなかったのですが、過去最高の補助額で、最大50%相当が還元されると聞いて工事を決意。

エアコンの運転効率が高くなって電気代の節約になりますし、結露や防音、花粉の侵入も防げるので今から工事が楽しみです。

【先進的窓リノベ公式ホームページ】https://window-renovation.env.go.jp/

14、エアコン室外機にカバーをつける/ベランダはガーデニング

直射日光がエアコンの室外機に当たると、エアコンの機器や電気効率が悪くなるそうです。DIYで室外機カバーを設置したほか、ハーブやレモンなどを育てています。

15、コンポスト「キエーロ」で生ゴミ0へ

2022年4月から、ごみ袋が有料化になった茅ヶ崎市。我が家では、自宅マンションのベランダに木製コンポスト「キエーロ」を2基用意して、家族3人で生ごみ削減に取り組んでいます。販売していなかったので、自作しました。

息子も土を混ぜてくれます。 (右下写真)生ごみは蓋&取っ手付きのタッパーに

【インテリア・ファッション編】

16、使わなくなった家具や廃材でDIY 修理

パーソナルチェアの座面が劣化により破れてしまいましたが、古布を編んで見事修復。古布も使わなくなった浴衣と着物を再利用しました。座り心地も前より良くなりました。

前述の室外機カバーもキエーロも、使わなくなった木材でDIY。トミカを入れていた棚は、ベッド増設にアップサイクルされました。こうしたDIYは、茅ケ崎里山公園近くのMEE工房の久保さんが手伝ってくれます。道具やレンタルスペースもあり、#ちがすき主催のキエーロ製作ワークショップを行ったことも。

17、 衣類もフェアトレードやオーガニックコットン、着物のリメイク品を

石油由来のポリエステル製はサステナブルではないし、蒸れたり痒くなるので好きではありません。近年は再生布もあるようですが、自然由来の綿や絹100%の製品を選ぶようにしています。

また、フェアトレードや、オーガニックコットンの衣類は、現地で働く人のサポートや人権保護につながるそうなので、気に入ったものに出会ったら購入するようにしています。

母からもらった着物はリメイク。ヨガマット入れにしたり、帯はタペストリーにして楽しんでします。着物をリメイクした商品を選んで購入しています。

【地域と共生】

18、子どもの洋服は子育てサロンの譲渡会へ

19、食べない食材はフードドライブに寄付

景品やお中元・お歳暮でいただいたサラダ油やジャム、お茶、海苔などは使い切れないので、定期的にフードドライブに寄付しています。ストック棚がすっきりするので、ドレッシングや乾物のロスが減るメリットも♪

20、選挙権を活かす

自分や子どもの未来を築ける政治家は誰なのかについて、家庭内でよく話すようになりました。今までは何となく投票していたけれど、近年は選挙にしっかり向き合うようにしています。

【パートナーシップ編】

21、夫婦で家事や育児を分担

我が家は共働きですが、夫は毎日の朝食づくりをはじめ、食器洗いやゴミ捨てなど、積極的に家事を手伝ってくれます。休日は子どもと公園や工作で遊んでくれるので、その合間にジムに行けたりと育児も分担しています。

楽しいから継続できる!

正直に言えば、「SDGsを!」と意識して実践しているわけではありません。昔から私の母親が生活の中で実践していたことをただ真似しているだけです。また、単純に「楽しいから」ほかなりません。

  • 「コンポストに入れた生ゴミが数日で土に還った」
  • 「廃材が新しいものにアップグレードして嬉しい」
  • 「天然ヘナカラーにしたら、髪のダメージが減った」
  • 「農家さんや地元のお店の人と交流できて嬉しい」
  • 「オーガニックのものを使用すると、気持ちが良い」
  • 「地場産の新鮮な食材は安いし、美味しい!」
  • 「これを買うことで誰かの役に立っているのかも」
  • 「息子も大人になったら、実践してくれたら嬉しいな」
  • 「観葉植物やハーブに囲まれて心地よい」

あとがき

こうして日々の生活を振り返ってみると、「世界の誰かのために」というよりも、「自分や家族のために」「心地よい生活のために」という想いと行動が「SDgs」の価値観に近かったというだけかもしれません。

一方で、息子が産まれてからは、近年のゲリラ豪雨や気候の亜熱帯化、洪水などがあるたびに、これからの子どもたちのために「地球の危機を何とかしなくては」と思うようになったのも事実です。

SDGsというと、「意識高い系だね」とか「パフォーマンス」などと揶揄されることもある昨今。でも、なんと言われようと、自分が心地よいと思うことを楽しみながら継続することが大切だと感じています。

日頃の小さな意識と行動が、きっと素敵な未来や次世代の子どもたちの笑顔につながるはずです。「自分事化」することで、より具体的に行動することができるかもしれません。自分に出来ることから生活に取り入れてみませんか?

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住所

神奈川県茅ヶ崎市

公開日:2023-06-29

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