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茅ヶ崎発“マイクロワーケーション”の可能性<湘南・茅ヶ崎のコワーキングスペース,カフェ&バー,COMMA(コンマ) 小池 弾さんの茅ヶ崎暮らし>

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茅ヶ崎発“マイクロワーケーション”の可能性<湘南・茅ヶ崎のコワーキングスペース,カフェ&バー,COMMA(コンマ) 小池 弾さんの茅ヶ崎暮らし>

茅ヶ崎市東海岸北在住 小池 弾(こいけ・だん)さん

愛知県名古屋市出身。都内暮らしを経て2020年1月に茅ヶ崎へ移住。2021年9月、サザンビーチそばにコワーキングスペースとカフェ&バーを融合した「,COMMA」(コンマ)をオープン。新たに茅ヶ崎に来た住民の力を活かしつつ、移住者と茅ヶ崎に住む人がつながれる場所やコミュニティを作ろうと、精力的に事業を展開。「京都ワーケーション協議会」に参画するなど、県外でも活躍。

「いつもとは違う場所、違うペースでの働き方」,COMMAでの“小休止”の誘い

茅ヶ崎の海岸沿いを東西に走る国道134号。お正月の風物詩・箱根駅伝のコースとしても知られ、西には雄大な富士山を望めます。2021年9月、この国道沿いに新しく生まれたのが、「,COMMA Co-Working,Cafe&Bar」。海岸まではなんと歩いて30秒!絶好のロケーションです。

代表は名古屋出身の小池弾さん。はじめに,COMMAの名の由来を聞いてみると、「“ペースを変える”、“小休止”といった意味があります。ペースを変えて働き、新しいきっかけに出会う場所、そしてコミュニティを実現していきたいと思っています」

松並木の向こうに富士山を望む国道134号

サザンビーチから徒歩30秒の,COMMA

,COMMA外観。サザンビーチまで徒歩30秒の好立地!

2階がワークスペース、1階がカフェ&バーとなっている,COMMA。美味しい食事や産地にこだわったスペシャリティコーヒーを楽しみながら、,COMMAを訪れたさまざまな業種で活躍する人とのコミュニケーションを楽しむことができます。

1階のカフェ&バーでは、「新たな文化や社会を作ろう」という想いを持った生産者から直接商品を仕入れ、美味しさとともにその熱意を届けています。

ニューヨークでの経験とさまざまな人との出会いからコワーキングスペースの起業を決意

そもそもなぜ、小池さんは,COMMAを立ち上げようと思ったのか。きっかけは、2020年の2月から3月にかけて参加した、ニューヨークでの起業家支援プログラム(※)でした。
(※)ニューヨークでシェアハウス&Co-living「Crossover」を運営するTKNY Management Inc.(Broadway New York、代表取締役:君島和也)が主催した滞在費無料のプログラム。

「もともとHR(人的資源)の分野に興味があって、今、そしてこれからの時代に即した雇用や採用の仕組みを変えていきたいとビジネスに携わっていましたが、“今の自分の力ではどうにもならない”という頭打ち感を感じていた時期でした。モヤモヤしつつも、『何か自分でアクションを起こしたい』という思いでニューヨークに行きましたね。当時は,COMMAのようなワークスペースを作ろうというよりも、アメリカのHRの考え方に触れて、当時勤めていた会社に戻り新しいことに挑戦できればと企んでいました」

しかし、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって世界は激変。「ニューヨークでは2月にロックダウンが始まり、3月になると予定されていたイベントやピッチコンテストがことごとく中止になりました」

思わぬ形となったニューヨーク滞在。ただ、このことが小池さんの帰国後の行動を変える転機となります。「イベントが中止になったことで、そこに参加予定だった人たちに時間ができ、毎日のようにお話をする機会に恵まれました。ニューヨークでは投資家、経営者など、東京にいたら間違いなく出会うことはなかっただろうと思える人とたくさん知り合えて、すごく刺激を受けましたね」

小池さんがアメリカ・ニューヨークで参加した起業家支援プログラム

印象的だったエピソードを伺うと「投資家による投資判断は起業家とのコミュニケーション、特に感情的な部分が大きく影響しているという点です。アメリカは日本に比べて個人、法人含め投資家の数が多く、投資の規模も大きいのですが、前提のビジネスモデルやスキルセット、バックグラウンド等の判断はありながらも、結局は相手の人となりを見て信頼できるかどうかで経済が動いている。それがとてもおもしろいと思って、日本に戻った時に何気ない雑談やコミュニケーションが弾む場を自分で作れたらいいなと思ったんですよね」

こうして、帰国後に転職し,COMMAの立ち上げに踏み切った小池さん。コロナ禍の中、異国の地で触れた価値観や考え方が自身のライフスタイルを大きく転換させることになりました。

現在、,COMMAの利用プランは主に3つ。そのうち、会員制での利用は茅ヶ崎在住者が主で、ドロップイン、ワーケーションプランの利用は首都圏在住者が多いそう。「コンサルタントやバックエンドエンジニアなど、リモートワークとの親和性が高い産業に携わる方の利用が多いですね」

人と人がゆるくつながれる場所にしたいと語る小池さん。そのため、利用希望の方とは最初に30分程度の面談を行っています。「単なる仕事場ではなく、コミュニティとしてありたい。そのコンセプトに共感してもらえるといいなと思って、最初にしっかりお話をするようにしています」

,COMMAでリモートワークする利用者

利用者同士が気軽にコミュニケーションを取れるように工夫された,COMMAのカフェ&バーとワークスペース。その時々の気分によってスタイルを変えられます。

クリエイティブなお仕事と相性抜群!「マイクロワーケーション」

現在はIT系の会社で本業をこなし、兼業として,COMMAの運営をする小池さん。,COMMAとともに、ぜひ世の中に広めたい働き方があるといいます。それが、「マイクロワーケーション」。一体どんな考え方なのでしょうか?

「一般的なワーケーションは、リゾート地などに旅行することを主目的とし、旅行の合間に仕事をするという考え方です。ただこれだと、旅行を楽しむ中で果たして仕事に集中できるのか?という問題が出てきます。仕事も旅行もどっちつかずになってしまい、トータルの生産性も落ちてしまう。自分自身の様々なワーケーション経験からもこのように感じることがありました」

「一方でマイクロワーケーションは、日帰りや1泊2日で行ける場所で、定期的に普段の仕事の場所から離れて働くという、仕事を主目的とした考え方です。ちなみにマイクロワーケーションという言葉は『マイクロツーリズム』をモチーフとしています。『オフサイトミーティング』ってご存じですか?あれに近い感覚かもしれません。気分をリフレッシュしながら、日常では得られない気づきやアイデア、人脈が生まれ、結果として普段の仕事にもプラスに働く。創造的な仕事には特に効果的だと思います」

,COMMA屋上からの景色。こちらも今後ワークスペースやイベント会場として活用を検討しているそう。

リモートワークの広まりによって認識されてきた、場所にとらわれない働き方の持つ可能性。マイクロワーケーションに対する茅ヶ崎のポテンシャルを伺うと「非常に高いと思います。日本の経済の中心である東京に、電車一本で行ける利便性がある。完全リモートに移ることはまだ難しい一方で、リモートで仕事をしやすいIT分野の人材、フリーランスやコンサルタントといった、自由度の高い業種で活躍する人も多いと感じます。コロナ禍で湘南エリアへの移住の動きが見られますが、働く場所を選ばない人が海や自然の近くでのゆったりした生活に高い関心を持っているのではないでしょうか。,COMMAの利用者からもそういったお話をよく聞きますね」

将来、コロナ禍が落ち着いたとしても、IT業界など一部ではスタンダードな働き方となりそうなリモートワーク。その時には湘南・茅ヶ崎発の「マイクロワーケーション」が脚光を浴びるかもしれませんね!

「互いを理解し合う気持ちとフランクなコミュニケーションが心地良い」茅ヶ崎の人とまち

2019年12月まで目黒に住み、その後茅ヶ崎で暮らし始めた小池さん。茅ヶ崎に来たきっかけは何だったのでしょうか?

「学生時代から湘南にはよく来ていたので、なんとなく雰囲気は知っていました。
海が近くて、自然が身近に感じられる場所だったことが決め手です。実際に住んでみると、ゆったりした時間の中で穏やかな人が住んでいるまちで、駅前は栄えているけれど、いい意味で繁華街ではない古き良きノスタルジックな部分と、新しい移住者が作るおしゃれなコンテンツがうまく融合している印象です」

こう話してくれた小池さんですが、茅ヶ崎で暮らし始めるまでには紆余曲折あったようです。「2020年1月に茅ヶ崎に来て、その翌月からアメリカに渡ったんですが、実は帰国後の4月から暮らす新居をすでに都内に用意していました。ただ、コロナ禍のニューヨークで土地の価格がすごい勢いで下落するのを目の当たりにして、不安になったんですよね。そこで新居の契約を解約して、茅ヶ崎に戻ることにしたんです」

コロナ禍によって、結果的に引き続き茅ヶ崎で暮らすこととなった小池さん。
移住から2年ほど経つ中で感じることは「居心地がいいですね。他の湘南エリアと違って観光客が多すぎず、地域の人たちがお互いを理解し合いながら生活している感じがして、マイペースなスローライフを送れています」

“お互いを理解し合いながら”とは一体?たずねてみると「朝のごみ出しの様子を見ていると、同じだと思っていた地域の中でも数世帯ごとに出し方が違うんですよね。ある家は軒先に出していて、そのはす向かいの家は外壁沿いの緑のネットの下に、いくつかの世帯と一緒に出している。細かなローカルルールをみんなが理解して生活していることが、僕にとっては新鮮だったんです」

他にはこんなエピソードも。「隣のお宅の花瓶を不注意で割ってしまったことがあって、妻と一緒に謝りに行ったんです。「全然いいのよー」と言っていただけたのですが、その後に「今度お子さんが生まれるんでしょ?」とお声がけしてもらって。当時、妻が妊娠していて、その方とちゃんとお話するのはこの時が初めてでしたが、なんだか親戚とお話しているようでしたね。『普段から見守ってくれているのかな』と気持ちが温かくなりました」

小池さんが実感する茅ヶ崎の人のオープンで気さくな気質。「居酒屋や飲食店に行くと、隣の席の人がすごく気軽に話しかけてくれる。『これ、美味しいですね~』みたいな感じで。これは、同じ湘南エリアでも江の島などの観光地ではなかなかないこと。,COMMAで知り合った移住組の皆さんもそれはすごく感じていて、まちが自分を受け入れてくれている感じで心地良いみたいです」

多忙な日々の中でも、気持ちをポジティブにしてくれる茅ヶ崎の海とホルモンマルホ

本業、副業に加えて、時にキャリア相談などを個人的に受けているという小池さん。休日にはキャンプや旅行にも出かけるそうですが、「だいたいワーケーションしている」とのこと。「この間は妻と御殿場のアウトレットに行って、買い物しながらスマホで仕事していました。これだけいろんなことに手を伸ばしていると、まとまった休みを取るのは難しいかな。でも、やりたいと思えることをやっているので充実しています」

市内のおすすめスポットは「ホルモンマルホ」。茅ヶ崎駅そばにある炭火焼肉店です。「駅南口周辺の路地をふらふら散策してたら偶然見つけました。一部のメニューが半額になる“半額席”なるものがお店の外にあって、そこが好きなんです。レトロな雰囲気で気に入っています」

小池さんお気に入りの焼肉店「炭火焼肉 ホルモンマルホ」

他に茅ヶ崎での楽しみ方を伺うと「海沿いの散歩かな。社内のミーティングも、スマホを持って歩きながら参加することがあります。やっぱり、気分が良い方向に変わりますね」
“常に仕事モード”といった感じの多忙な小池さんに、茅ヶ崎の海は大きな癒しをもたらしているようです。

「人生の選択肢が増える」そんな場所に,COMMAがなっていきたい

最後に、今後,COMMAをどのように展開させていきたいか伺うと「多様な人が集まるだけでなく、そこから何かが生み出されていく拠点にしたい。事業、プロジェクト、サークル的なコミュニティ、何でもいいんですけど、茅ヶ崎で生まれていく何かにみんなが関わることで、移住組でもこのまちへの愛着を持てるような場所を提供していきたいですね」

続けて、「,COMMAで形成されたコミュニティが、ビジネスではないフラットな関係で他のコミュニティとつながれる仕組みを作れるといいなと思います。例えば、『ニューヨークの技術者や開発者など“テック系”の人たちと仲良くなって、新たなプロジェクトに参画する』とか、『東日本大震災の被災地で活躍する起業家とつながって、復興支援に関わる』とか。,COMMAを利用することで今まで思いもよらなかったことが“自分ごと化”されて、人生の選択肢が増える。そういう場所になれたらおもしろいですね」

自分が暮らしやすいと思う環境を自分で作る。その信念をもとにバイタリティあふれるお話をしてくださった小池さん。「単なる仕事場ではなく、コミュニティでありたい」。そのコンセプトに共鳴した多くの人々が,COMMAに集います。

この先、,COMMAからどんなプロジェクトが生まれていくのか、今からとても楽しみです。

オリジナルのマスコットキャラクター「チルガサキパーチ」くん。サーフボードのようなお口がチャームポイント。今後,COMMAの“宣伝部長”として活躍していきます。

information

,COMMA Co-Working,Cafe and Bar
HP:https://comma.today/
Instagram:https://instagram.com/comma_coworking_cafebar

炭火焼肉 ホルモンマルホ
HP:https://horumon-maruho.com/

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住所

神奈川県茅ヶ崎市南湖4丁目23-2 茅ヶ崎サザンビーチリゾート&レジデンス1F&2F

,COMMA Co-Working,Cafe&Bar

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公開日:2022-02-01

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