川崎区観音の石観音堂の梅の花がほころび始め、境内に彩りを添えている。2月上旬ごろ満開を迎えるとみられる。
梅の木は、2019年に明長寺(川崎区大師本町)の松田亮寛住職が石観音堂のシンボルになってもらいたいとの願いを込めて植樹。境内は1年半ほど前から森づくりが行われ、土壌を改良し水脈改善が施されている。
梅の木の高さは約3メートル、枝の長さは6メートルほどで、元気に根付いているという。同寺を管理する地域の世話人の須山晴夫さんによると、2021年末に2〜3輪ほど花を咲かせたことを確認。観音縁日の1月18日時点では2分咲きにまで進んだ。
石観音堂は明長寺の境外仏堂。寛文5年(1665年)に開かれ、市で最も東にある観音寺。