ウクライナ人道支援のため2022年5月8日(日)、神奈川県立県民ホールで神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏による「ウクライナ人道支援チャリティー・コンサート」が開催されます。大ホール、15時~17時(14時開場)。主催はウクライナ人道支援チャリティー・コンサート実行委員会。
チケット代は全額ウクライナ人道支援へ
ウクライナから多くの避難民を受け入れているポーランドの駐日大使館等の御協力を得て、ウクライナ及びポーランド出身のソリストが出演します。なお、チケット代は、全額ウクライナ避難民等に対する人道支援のために寄附されます。
出演(予定)
【ソリスト】 オクサーナ・ステパニュック(ウクライナ出身・ソプラノ歌手)、ミハウ・ソブコヴィアク(ポーランド出身・ピアニスト・作曲家)
【指揮】 沼尻竜典(神奈川フィル音楽監督)
【演奏】 公益財団法人神奈川フィルハーモニー管弦楽団
【曲目等(予定)】 ウクライナ国歌(オクサーナ・ステパニュック)、ショパン/アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ(ミハウ・ソブコヴィアク)ほか
【チケット】SS席10,000円、S席:7,000円ほか。チケットは4月8日(金)10時から発売開始。
- 沼尻竜典(指揮・神奈川フィル音楽監督)
- オクサーナ・ステパニュック(ウクライナ出身・ソプラノ歌手)
沼尻竜典(指揮/神奈川フィル音楽監督)
2022年4月より神奈川フィルの音楽監督に就任。これまで国内外数々のポストを歴任。ドイツではリューベック歌劇場音楽総監督を務め、オペラ公演、リューベック・フィルとのコンサートの双方において数々の名演を残した。ベルリン、ロンドン、パリ、モントリオール、シドニー等世界各国のオーケストラ、ケルン、ミュンヘン、ベルリン、バーゼル、シドニー等の歌劇場へも客演を重ねている。芸術監督を務めるびわ湖ホールでは、ミヒャエル・ハンペの新演出による≪ニーベルングの指環≫を上演、空前の成功を収めた。2014年にはオペラ≪竹取物語≫を作曲・初演、国内外で再演されている。2017年紫綬褒章受章。
オクサーナ・ステパニュック(ウクライナ出身・ソプラノ)
2002年、チャイコフスキー記念ウクライナ国立音楽アカデミーオーケストラ楽科及び声楽科を首席で卒業。1992年、ウクライナのキーウ若い才能コンクール、1998年、ウクライナ民族楽器コンクール等で優勝、第6回ブルクハルト国際音楽コンクール最高位。また、2010年には第12回万里の長城杯国際音楽コンクールで優勝。同年、舞台芸術活動の功績を称えられ、ウクライナ名誉芸術家勲章を受章。2013年、第11回チェコ音楽コンクール優勝。2014年、第3回FUGA国際音楽コンクール金賞・グランプリ受賞。

ミハウ・ソブコヴィアク(ポーランド出身・ピアニスト・作曲家)
ミハウ・ソブコヴィアク(ポーランド出身・ピアノ)
ポーランドの音楽家の家庭に生まれる。作曲家、ジャズ・ピアニストとしても活躍。ワルシャワ・ショパン音楽院(現・ショパン音楽大学)ピアノ科卒業後、チューリッヒ音楽院研究科留学。1995年、フランツ・リスト国際ピアノコンクール(ポーランド)入賞。1996年、フレデリック・ショパン協会(ワルシャワ)より奨学金を得る。2017年にリリースしたCD「Jazz Loves Chopin」はe-onkyo musicのTop100Albumランキングで1位を獲得。福島学院大学教授、昭和音楽大学講師。ピティナ、ショパン国際ピアノコンクール in ASIAの審査員、ヨーロッパ国際ピアノコンクール in Japanの審査委員長。2022年にJapan Jazz Pop Piano Competitionを設立。
平和を願うメッセージボードも設置
会場ロビーなどには、ウクライナに関するパネル等の提示、平和に向けたメッセージボードの設置、ウクライナ人道支援のための募金箱の設置も行われる予定です。
※コンサートは新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を講じて開催されます。