戦時中、日本支配下のインドネシア・ジャワでプロパガンダ映画の制作に関わった映画編集者・伊勢長之助(1912〜73)。長男で市内在住の映画監督・伊勢真一さんがインドネシアや映像が残されたオランダに渡り、約30年間の父親の足跡を追ったドキュメンタリー映画「いまはむかし〜父・ジャワ・幻のフィルム」が6月8日(水)、和光大学ポプリホール鶴川で上映される。午後1時開映。伊勢監督のアフタートークも予定。
父親がどんな思いで国策映画を手掛けたのかを知るために、30年ほど前から取材を始めた伊勢監督は「昔、父が『インドネシアに日本が侵攻したのは侵略ではなく開放だった…』と呟いたのを覚えています。今のロシアと同じ状況。だからこそ観てもらいたい。なぜ同じことが繰り返されるのか。何が良くて何が悪いと決めつけず、事実を思い返すいい機会にしてもらえたら」と話す。
一般1500円、学生1000円。チケットは町田市民ホール【電話】042・728・4300か、ポプリホール窓口で販売。(問)いせフィルム【電話】03・3406・9455へ。