「ジェンダー問題の理解促進」を目的にすごろくを活用したワークショップが9月10日、神奈川区地域子育て支援拠点かなーちえ=東神奈川=で開催された。
官民で企画
同ワークショップは、横浜市が2021年度に策定した「第5次横浜市男女共同参画行動計画」に合わせて企画されたもので、横浜市と(一社)ラシク045、NPO法人アクションポート横浜が主催。この企画の他にも、今年8月〜12月にかけてジェンダーの平等についてオンラインや市内各所でイベントを行っている。
「ジェンダーすごろくワーク」は、8月27日に六角橋の地域住民と学生が協働でまちづくりを行う「まち×(かける)学生プロジェクトplus」で常務理事を務める原島隆行氏を講師に基礎知識編として開き、そこですごろくを作成。全部で17マスあるすごろくのマス目には、「子ども時代に好きだった遊び・おもちゃは?」「男女共同参画社会?変わったこと、変わらないこと」など参加者同士の対話をしやすくしたり、ジェンダーの平等について考えるキーワードが記載されている。
9月10日の実践編では、子育てを行う保護者など10人ほどが参加し、作成したすごろくを使って実際にワークを行った。参加者が順番にサイコロを振り、止まったマス目に記載されたキーワードについて全員で対話。参加者は、自身の子どものころや職場での経験などを踏まえ、語りあった。
参加者の1人は「ジェンダーの問題は親の価値観にも左右されるものだと思いました。今回のすごろくをきっかけにジェンダーについてしっかり考えていきたいです」と感想を話した。