神奈川大学の横浜キャンパス=六角橋=で「地域デザイン演習I」(人間科学部齊藤ゆか教授)の授業に参加する13人が11月22日、「若者に地域情報が届いていないこと」を課題に持ち、授業内でワークショップを開催。同大学生ができる地域情報の取得方法を話し合った。
この授業は地域や行政の現場を知り、学生が感じたことから課題を抽出。ワークショップの手法を学びながら議論することが目的だ。1、2年生を中心に13人が学んでいる。
同授業の一環で11月8日に横浜市役所を訪問し、市役所の見学と生涯学習施策の方向性など市の様々な事業を市の職員から学んだ。
その後、市役所を訪問した感想を学生らが共有するなかで、「若者に地域情報が届いていないこと」が課題だとまとまり、受講している大学生らが「若者に情報を届けるにはどうするか」を議論することに。付箋にアイデアを書き出し模造紙に貼って、情報の整理を行う「KJ法」と「CUDBAS手法」の2つのグループワーク手法を通じて、2グループに分かれて実施した。
掲示板やSNSで
11月22日には、それぞれのグループで整理した内容を発表。「学食などの掲示板を活用する」「大学の授業のなかで呼びかける」「SNSを使用して発信する」など様々な意見が出てくるなか、参加者の一人は「発信する情報の内容も学生が興味がないと見ないので、学生視点での情報発信も大切だと思う」など議論を深めた。