神奈川なでしこブランド「疑問や気づき、唯一無二の商品に」逗子・葉山の2業者が認定

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神奈川なでしこブランド「疑問や気づき、唯一無二の商品に」逗子・葉山の2業者が認定
宮澤久美さん/Mトワレ 車いすウエディングドレス(W2Dress)も主宰する。逗子市在住

「Hope Weddings」

 「結婚式をすべての人へ」――。車いすユーザー向けのドレスなどを制作するデザイナーの宮澤久美さん(Mトワル)が手掛ける「Hope Weddings」は障害の状態に関わらず、自分たちらしく輝ける結婚式をプロデュースする。

 バリアフリーチェック基準を満たす会場をリスト化しており、基準を満たすものだけでなく少しの工夫で解消可能な会場も紹介している。また、打ち合わせから下見、当日の介助介添えまで全てを「パッケージ化」したのが特徴だ。衣装はもちろん、宮澤さんがデザインを手がける。「京都では車いすで挙式を挙げられるところが一つもなかった」と問い合わせが来たこともあるという。「寄り添い、工夫をすれば大抵のことはできる。ただ、業界的に向き合ってこなかった部分もあると思うし、当事者も前例がないからできると思っていないのが現状」と宮澤さんは語る。

 宮澤さんはデザイナーとして逗子市内でも様々なワークショップや企画を実施。実際に車いすユーザー用の服を市民と制作したり、逗子アートフェスの一環で「みんなのファッションショー」を開催している。「Hope Weddings」はこうした事業や活動と地続きだ。「着るものがあっても、式を挙げる環境が整っていないと知った。それならば自分で作ろう」。湘南ブライダル協会の伊藤かおる代表と意気投合し、2年前から本格始動。自らサービス介助士やブライダルコーディネーターの資格を取得するなど、持ち前の行動力と柔軟な発想、そして何より当事者目線で他にないサービスを作り上げた。

詳細はHP【URL】https://hopeweddings.com/、または【携帯電話】050・3578・2929

コフワークス

コフワークスの杉本雅代さんは「自分で仕上げる酵素シロップ」で認定された。季節のフルーツやハーブ、スパイスと砂糖を瓶に詰めた体験型キットで、1週間毎日混ぜて発酵させると、ジュースや調味料など様々な用途に使えるシロップが完成する。葉山町で活用されないままの夏みかんや、天災で被害を受けたり規格外になったりした全国の果物等を使い、食品ロス削減にも貢献しているのが特徴だ。

杉本雅代さん/コフワークスアートディレクターとしてブランドの立ち上げやPR、店舗プロデュースも行う。葉山町在住 

 杉本さんはもともと、アートディレクターとして活躍。2008年、知人の紹介で葉山在住 山に移り住んだ。東日本大震災を機に、身体によいものを取り入れようと、酵素シロップに興味を持ったのが始まり。ただ、初めて作ったのは野草を使ったもので「大人でも飲みづらい味だった。当時まだ小さかった娘に飲ませたい、と果物で作ってみました」と振り返る。

 自宅でワークショップを開くと評判になり、人づてで声がかかるように。全国で開いてきたワークショップは12年間で2200人以上が受講した。「体調が良くなった」「肌やお通じの調子が良い」「風邪をひかなくなった」といった感想が寄せられている。『手作り酵素シロップ』『続 手作り酵素シロップ』(文化出版局)などの著作も出版した。

 コロナ禍で対面でのやり取りができなくなったことから、オンラインで販売する「キット」を展開。説明書きに工夫を凝らし、ホームページやSNSでも注意点やおすすめの果物などを発信して購入者をフォローする。こうした取り組みが功を奏し、以前より多くの人の手に届くようになったという。自分で育てる体験型ギフトとしても人気だ。杉本さんは「葉山から広めていきたい」と笑顔で話した。

販売価格は3240円〜。詳細はオンラインストア【URL】https://kososyrup.thebase.in/

住所

神奈川県逗子市逗子市役所

※ダミーです。

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公開日:2023-02-27

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