国道134号線沿い、茅ヶ崎迎賓館隣に4月、クラフトビールのブルワリー(醸造所)とレストランが一体となった「茅ヶ崎ビール」(中海岸4の12986の153)がオープンしました。
2年前、「茅ヶ崎市民が誇れるブランドをつくりたい」との思いから始まった同事業。地元企業とのコラボ商品の開発など「人やモノの流れを生むことで、地域経済の新たな循環をつくり出す」のが狙いです。
醸造所併設のレストラン
同店は3階建てのビルで、1階は醸造所、2階は醸造所とレストランの個室を併設、3階はハワイの老舗リゾートホテル・サーフライダーをモチーフとしたレストランを構えます。
醸造所には発酵タンクを8台、製品タンクを2台設置。1回の仕込みで1千リットル生産可能で、仕込みから商品として提供するまでに1カ月ほどかかります。目指したのは「何杯でも飲みたいビール」。現在、4種類のビールを提供しているが、今後は種類を増やしていきたい考えです。醸造チーフの永井至さんは「清掃、殺菌に注意を払い、品質管理、向上に努めている」と話します。
同店の総合プロデュースを務めるのは、市内で飲食店を経営する望美さん。レストランではビールに合う肉料理を中心としたメニューが提供されます。注目は市内の齊藤牧場が育てる、かながわブランド認定の「ちがさき牛」を熟成肉工房ジローが加工した、無添加の「ちがさき牛プレミアム熟成ハンバーグ」。同店一番人気で、「来店客からも高い評価を得ている」としています。今後は店頭にキッチンカーを設置し、ビールと料理を広く販売していく予定です。
「オープンして以来、皆さんにはビールがおいしいと喜んでいただいている。この店を通じて、茅ヶ崎を世界に発信していきたい」と望美さん。将来、店舗やビールが「茅ヶ崎ブランド」と呼ばれるよう、愛される店づくりに努めていくとのことです。
詳細は同店【電話】0467・67・6930(レストラン)。営業時間などは同ホームページ(茅ヶ崎ビールで検索)へ。