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生田麻衣子の「一生モノの姿勢と歩き」 第5回 体を支える足裏のアーチ

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生田麻衣子の「一生モノの姿勢と歩き」 第5回 体を支える足裏のアーチ
画像はイメージです

「一生モノの姿勢と歩き」を身につけるには、理論的な部分も知っておくと、より効果が高まります。今回は、普段あまり意識されませんが、“姿勢や歩き”に深く関係している『足裏』についてお話をさせて頂きます。

1.足裏の3点アーチとは?

足の裏は体重を支える大切な土台です。

その土台は、アーチと呼ばれる構造で支えられています。なかなか聞き馴染みの少ない「アーチ」ですが、上方向に弧を描いた曲線形状のものをアーチといいます。日本語だと、ちょうど「土踏まず」に当たる部分が足裏のアーチとなります。アーチをさらに細かく見ると、次の3つで構成されています。

①内側縦アーチ:母趾球(親指の付け根)と、踵(かかと)を結ぶ土踏まずアーチ
②外側縦アーチ:小趾球(小指の付け根)と、踵(かかと)を結ぶアーチ
③横アーチ:母趾球(親指の付け根)と小趾球(小指の付け根)を結ぶアーチ

これら3つのアーチが機能的に関わり合い、骨と筋肉によって体を支えています。

2.足裏アーチの役割

この3つのアーチは、体をバランスよく支え、着地の衝撃を和らげる役割があります。さらに、アーチがバネとなって前進するための推進力となります。

一方で、このアーチが崩れてしまうと、過度な負荷が一部分にかかり、足裏でバランスが取れず上半身でバランスを取るようになります。これが姿勢崩れの要因になり、腰痛や膝痛、肩こりなどにつながるケースもあるのです。ひどい場合は、外反母趾や巻き爪の原因にもなることがあります。

3.崩れたアーチを改善するストレッチとトレーニング

崩れたアーチを改善するには、アーチをサポートするインソールや靴を使ってアーチ崩れを補正する工夫が必要です。これにくわえて、足趾(あしゆび)のトレーニングなどを取り入れて、【アーチの役目が果たせる足】にしてあげるケアも大切ですね。

自宅でも取り入れやすいトレーニングをご紹介します。

4.足裏・足趾のストレッチ

足趾と手の指で握手するように組み、足首からゆっくりと大きく回します。これを左右共に10回ずつくらい行います。足裏を両手の親指で、柔らかくほぐしてあげましょう。

5.足裏と足趾のタオルギャザートレーニング

 

足裏がほぐれたら、タオルギャザートレーニングに取り組んでみましょう。床にタオルを敷き、足の指でたぐり寄せます。なるべく大きな動作で行うと強度が増します。
足趾をしっかり動かすことで、体を支える土台でもある、足趾と足裏を鍛えることができるのです。

◆いかがでしたか?

ほかにも、アキレス腱を伸ばしたり、足の指をじゃんけんのグーとパーのように開いたりするトレーニングに取り組むくことで、足裏を鍛えることができます。体の土台となる足裏から、歩くことを見直してみませんか?

次回は『キレイな歩きに繋がるトレーニング』をご紹介いたします。

<次回へ続く>

◆ライター プロフィール

ウォーキング講師 生田 麻衣子

神奈川県横浜市生まれ。14歳でモデルデビュー後、TVCM、雑誌、ショー、企業広告等、幅広く活動。2018年、㈱WALK&WALK代表 我妻啓子との出会いをきっかけに、プレシャスウォーキング®インストラクターの資格を取得。企業、学校、行政からのご依頼講座等、湘南を中心に幅広い世代にウォーキングレッスンを開催中。

ふじさわ歩くページ

住所

神奈川県藤沢市

公開日:2024-12-01

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