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横須賀市「ひと涼み運動」2025年も開始~暑さに耐え先行対策~白くまイラストののぼりが目印!

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横須賀市「ひと涼み運動」2025年も開始~暑さに耐え先行対策~白くまイラストののぼりが目印!
「ひと涼み運動」の対象施設・金谷郵便局

 横浜地方気象台によると、6月は県内各地で連日30度超えの真夏日が続く時期もあった。梅雨明け後のような異例の暑さに対応しようと、横須賀市は例年より約1カ月早く「ひと涼み運動」を開始した。

 市役所をはじめとする公共施設や、ウスイホーム、かながわ信用金庫など民間事業所の各支店が開放され、施設に用が無い人でも冷房の効いた屋内で涼めるようにする取り組みで、市内217施設が対象となっている。白くまのイラストと「ひと涼みしよう」とのキャッチコピーが書かれたのぼりが目印。施設のリストは市ホームページ上で公開されている。

 横須賀市消防局によると、昨年度は市内で256人が熱中症で救急搬送され、7月は最も多い124人を数えた。市は暑さが厳しさを増す今後に備え、こまめな水分補給や、暑さに身体を慣れさせる「暑熱順化」のために適度な運動を求めるとともに、気温が上がった際は「ひと涼み運動」の対象施設を利用するよう呼びかける。

 市の担当者は「年々暑さを増しているので、今年は準備を早めた。猛暑が厳しくなるので、体調管理を行った上で利用してほしい」と話した。

 気温35度以上などが条件の「熱中症特別警戒アラート」が発表された際は、図書館等に避難できる「クーリングシェルター」の取り組みを並行して行う。

「緑のカーテン」

 また、市は5月12日、「緑のカーテン」の作り方講座を開き、ゴーヤを軒先に吊るして遮熱する方法を紹介した。市によると、ここ数年は60人前後が参加しており、今回は58人が足を運んだという。

 市内ではゴーヤを育てる家庭も散見されるようになった。担当者は「涼しく感じて、エネルギー消費も抑えられる」と強調した。

住所

神奈川県横須賀市横須賀市役所

公開日:2025-07-01

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