二宮尊徳の生誕月にちなんだ講座「金次郎を学ぶ会」が、7月13日(日)に尊徳記念館(小田原市栢山2065の1)で開かれる。午後1時30分から3時。
「第二次世界大戦下〜終戦直後の報徳運動〜」と題し、同記念館学芸員が講師を担当。尊徳の偉功や思想に基づく「報徳運動」が戦中・戦後にかけてどのように広がりを見せたのかを学び、戦争を経て報徳運動の何が変わり、何が変わらなかったのかを探る。
戦時中、神奈川県は「神奈川県尊徳会」を組織し、尊徳の思想を手本に戦時体制に貢献するよう県民に訴えた。終戦後、尊徳の評価は「日本初の民主主義者」へと一変し、生誕地の栢山では戦後復興を考える講習会などが盛んに開かれたという。
参加無料で当日先着100人。申し込み不要。問い合わせは同記念館【電話】0465・36・2381。