宮永岳彦記念美術館(秦野市鶴巻北3の1の2)で展示「グラフィックデザイナー 宮永岳彦」が12月7日(日)まで行われています。
美人画で知られる宮永岳彦は、静岡県生まれ。名古屋市立工芸学校で学び、2度の兵役後に実家のある秦野へ帰郷し、名古木のアトリエで15年間に渡って創作活動を続けました。宮永は商業デザイナーとして日本のデザイン界をけん引した一面も持ち、手掛けたポスターや雑誌の表紙画、商品パッケージは現在でも新鮮さに満ちたデザインとなっています。
今回は、ポスターや表紙画を中心とするグラフィックデザイン作品群とともに、後年の宮永美人画の大作もあわせ、約70点を展示。「芸術家も社会の一員である」という信念のもとに、大衆と時代に寄り添いながら、デザイン、芸術の両分野に足跡を残した宮永作品の魅力と発展を探ることができます。
開館時間は午前10時から午後7時(入館6時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。観覧料は一般300円、隣接の「弘法の里湯」利用者は200円。
問い合わせは宮永岳彦記念美術館【電話】0463・78・9100へ。