待望の「道ギャラリー」オープン
アート作品の制作を通じた障害者の就労支援を行っている福祉作業所「道工房」が7月20日、若宮大路沿いのビル1階にギャラリーをオープンさせた。関係者は「障害の有無を超えたアートの発信拠点にしていきたい」と意気込む。
「ほっこりアート展」が開催中
「道ギャラリー」が開設されたのは、小池ビル(雪ノ下1の9の24)の1階。8月9日(金)まで、初の企画展となる「ほっこりアート展」が開催中だ。
油彩画やパステル画、日本画など
展示されるのは就労継続支援B型事業所「道工房」(小町、岩立実勇代表)の利用者が制作した油彩画やパステル画、日本画など。2012年に開設された同施設は、作品の制作とそれを生かした製品開発を通じて知的障害や発達障害を抱える人の就労支援を行っており、現在は約30人が通う。
日々多くの作品が生み出される一方で、これまで人目に触れる機会は生涯学習センターやフラワーセンターで行われる展覧会等に限られており、「常設の展示スペースを」というのは関係者にとっても念願だった。今回、ビルオーナーの好意により開設が決まったという。
グッズの販売やワークショップも
ギャラリーでは作品の展示だけでなく、バッグや絵葉書などのグッズも販売中。岩立代表は「今後は施設の利用者だけでなく、スタッフやギャラリー会員の作品を展示したり、ワークショップを開催するなどして、この場所をアートの拠点にしていきたい」と話している。