秋本番を迎え、高津区内でも各所で祭礼行事などが行われる中、子母口にある「橘樹神社」では「神輿」が52年ぶりに復活を遂げ、話題となっている。10月13日(日)に同神社境内で行われる祭礼宵宮にて渡御される予定。
高津区内でも屈指の歴史を誇る「橘樹神社」(子母口)は昨年、川崎市から地域文化財の決定を受けた事から「神輿」を復活させる事を決定。以来、半年以上にわたり準備を進めてきた。
52年ぶりに渡御される事になったこの神輿は重さ約0・5トン。年々担ぎ手が減少した事などが原因で、鎮座されたままの状態になっていた。
そこで地域の住民らがアイデアを出し合った結果、車輪の付いた台車の上に神輿を乗せる「山車仕様」にする事に。設計や試作、試運転などを重ね今秋の祭礼でのお披露目に漕ぎ着けたという。
関係者は「山車は子どもでも引けるので、ぜひ沢山の人で神輿渡御を盛り上げてもらえれば」と話している。祭礼宵宮は10月13日(日)午後3時から午後6時。参加者たちが力を合わせて町内を神輿山車で巡るほか、翌14日(月・祝)には「例大祭」も予定されている。
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