1970年に開催された大阪万博の『太陽の塔』で有名な岡本太郎の作品を収蔵している川崎市多摩区にある岡本太郎美術館では、「第20回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」の受賞作品展が開催されています。現代社会に鋭いメッセージを突きつけるアーティストを発掘するこの賞は、今年で20回目を迎えた同賞、応募総数499点の中から26人(組)が入選しました。
最高賞となる岡本太郎賞は山本直樹さんの「Miss Ileのみた風景」が受賞しました。この作品はガラスに囲まれた空間に角砂糖を並べて、日本の街並みを制作。ガラスにはグラニュー糖で「暗殺」「保育園落ちた 日本死ね」といった社会問題を意識させる言葉が表現されています。審査員からは「スイートな砂糖で都市を形成する点においても今日性と社会性で優れた作品」と評されました。
期間中3月20日までは、来館者による人気投票「お気に入りの作品を選ぼう!」が行われています。様々な意欲的な作品たちの中から、あなたのお気に入りを見つけてください。
PR・イベントは終了しました。

開催日
2017年2月3日(金)~2017年4月9日(日)
09:30 〜 17:00
費用
観覧料:一般700円 高・大学生、65歳以上500円 中学生以下は無料
*企画展・常設展、どちらもご覧いただけます
問い合わせ
岡本太郎美術館
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公開日:2017-02-28