全国的に被害が止まらない特殊詐欺の最新手口を学ぼうと、久地第2町会女性部と同町会いきいきクラブは7月24日、高津警察署員を招いた講習会を町会内の「いこいの家」で開催した。
当日は住民36人が参加。詐欺被害事例をまとめた映像を見た後、同署生活安全課署員の山田健裕さんから最近の詐欺の手口について話を聞いた。
『電話に出ない』こと
近年急増する手口は、自宅へ訪問してキャッシュカードや金銭をだまし取るもの。始まりは電話がかかってくることから、山田さんは「犯人は何千、何万と電話をかけているプロ。会話から心が動く瞬間を見逃さず、巧みな話術で畳みかけてくる。迷惑電話防止機能つきのものにする、留守電にするなどの対策が有効」と話し、「重要なのは『電話に出ない』こと」と強調した。
講話を企画した同町会女性部の新田昭子さんは「10年ほど前にも開催したことがあったが、当時と手口が変わり驚いた。学んだことをいかし、町会で警戒したい」と話した。