久地西町自治会のマスコットキャラ「にっしーくん」が、昨年発行した外国にゆかりのある生徒に向けた教科書「中学生のにほんご社会生活編」(スリーエーネットワーク)に登場している。生徒たちに日本文化「ゆるキャラ」についてにっしーくんが解説をする。
仕掛けたのは、教科書の著者のひとり、宮部真由美さん(久地在住)。教科書はより実用的に学んでもらうため、「身近な話題」を盛り込んだ例文や問題が作られている。
近年ブームを起こした「ゆるキャラ」も例題のひとつとして扱われている。にっしーくんの使用について宮部さんは「実は版権などの問題があり、ほかのゆるキャラはなかなか難しくて。そんな時に、自分の住む地域のにっしーくんを思い出しました」と笑顔で語る。
にっしーくんは2、3年前、同自治会の高校生が考案したもの。現在、同自治会の広報やTシャツに使用され、地域のアイコンとして活躍。今回、教科書に使用され自治会内ではちょっとした話題になっている。
教科書は現在、国際交流教室のある学校などで使用されている。