まちをもっと素敵にする活動【町内会・自治会の取組みを紹介】

シェアする
まちをもっと素敵にする活動【町内会・自治会の取組みを紹介】
演奏会の様子

 麻生区では、地域住民のつながりや地域の課題解決力の強化を目的として、地域の担い手である町内会・自治会の提案に基づく「麻生区町内会事業提案制度」を実施している。2020(令和2)年度の実施事業を紹介。

文化を育てる活動・はるひ野町内会

 はるひ野町内会では11月21日、はるひ野黒川地域交流センターで『読売日本交響楽団演奏会』を開催。多世代の会員を招いて演奏会を開催することで、文化活動を通した町内会活動の活性化を図ることが目的。

 当日は感染防止のため、当初予定していた半数まで定員を減らし、町内会員約50人を会場に招いて演奏会を実施。来場できなかった会員のためにインターネットによる生中継配信も行われた。

 演奏会では読響エルダー楽員がクラシックや映画音楽などを演奏。演奏の合間には曲の背景や楽器の紹介など解説も行われた。来場した小学生は「実際にバイオリンやチェロを聴くのは初めて。来てよかった」と話していた。

安心を提供する活動・三井百合丘第二地区自治会

 三井百合丘第二自治会では、高齢者世帯、要援護者世帯への平常時見守り活動、非常時の自主防災活動の人的・組織的な融合を目指し、『地域見守り活動と自主防災活動の一体化』に向けた活動を行っている。同自治会では自治会役員以外に、長期課題に取組む専門部会を設立。そのうちの一つが見守り活動を行う『ほほえみの会』。

連絡会の様子

 見守り希望者とサポーターを組み合わせてスマートフォンや通信機能付き電気ポットを利用した見守り活動のほか、高齢者世帯の所在や連絡先の名簿作り、班編成の変更などを行ってきた。来年1月には田園調布学園大学と共同の「はじめての見守り活動ガイド」を発行する。

安らぎを作る活動・岡上町内会

 岡上町内会では岡上跨線橋橋脚部の壁画を描く『ふれあいの里・岡上プロジェクト』を展開。壁画前には設置済みのベンチがあり、同町内会は「地域住民の憩い場としたい」としている。

 このプロジェクトは和光大学が協力し、同大学生がデザインと作画を担当。「心が安らぐ絵を」と約4m×10mのキャンパスに満開の桜を描いた。タイトルは岡上小の児童が考えた「岡上桜」。

橋脚に絵を描く学生たち

 作業中も道行く多くの人から「完成が楽しみ」「いい場所になるね」と声を掛けられていた。同町内会の宮野敏男会長は「素敵な絵が出来上がりました。ベンチに腰掛け、心が晴れるような桜を見て、ゆっくりしてもらえれば」と話す。

川崎市町内会・自治会ページ

住所

神奈川県川崎市麻生区

問い合わせ

麻生区役所地域振興課

電話

044-965-5113

044-965-5113

公開日:2020-12-25

関連タグ

同じ特集の記事