藤沢の人気観光スポットの江の島。この島の西南端にあるのが稚児ヶ淵(ちごがふち)です。
この地形は、押し寄せる波の勢いにより岩石が長い年月をかけて削れることで生まれました。こうした台地を海食台地といいます。この稚児ヶ淵では、波が穏やかな日にはその台地の上を歩くことができ、荒天時には大きな飛沫を上げる高波を見ることができます。打ち寄せては砕ける波と水平線上に一本の光の道が通ったような夕陽が富士山の向こうに沈みゆく情景の美しさから、「かながわの景勝50選」にも選出されています。
ちなみにこの「稚児ヶ淵」の名前の由来ですが、この地で修行をしていた僧侶に見初められた、白菊という稚児(子ども)が身を投げ、その後追い、僧侶も身を投げた場所であったことから「稚児ヶ淵」とされています。スポットまでは階段のアップダウンもあるから気をつけて、歩いて行ってみよう!