＜ちがさき創業物語vol.13＞DIG IN SANDWICH　内海達也さん

鉄砲道沿いにオープンしたDIG IN SANDWICHは、グリルドサンドウィッチの専門店。天気の良い日はテラス席がおすすめです。

「シンプルだけどおいしい」が原点

お客さんはもちろん、お店の前を通る人にも「こんにちは!」と明るくあいさつする店長の内海さん。内海さんの一日は新鮮な野菜を仕入れることから始まります。おすすめはバーベキュープルドポーク「BBQ PULLED PORK ミヤジ－MIYAJI－」。藤沢でみやじ豚を育てている農家と直接取引をして、お店で下処理から行って作るこだわりの一品です。多数のスパイスを調合した自家製のBBQソースにからめたみやじ豚は肉の旨味が感じられ、サンドウィッチの中でも存在感抜群です。

食材や一つ一つの工程を大事にする内海さんの原点は、アメリカで食べたサンドウィッチ。ポートランドの友人の家を訪れたとき、こんがりと焼かれたカリカリのパンに、肉と庭で摘んだばかりの新鮮な野菜を挟み、仕上げに手作りのドレッシングを回しかけたサンドウィッチを振る舞ってもらったそうです。「シンプルだけど本当においしい。ひと手間かけることでよりおいしくなったサンドウィッチを、自分も誰かのために作りたいと強く感じました。」内海さんは海外や都内でカフェを展開する会社で経験を積み、サンドウィッチの専門店をオープンしました。

まちの情報発信地に

都内に住んでいた内海さんは、茅ヶ崎のゆっくりとした時間の流れと、住む人が温かくてフレンドリーなことに驚いたそうです。最初は雰囲気になじめるか不安でしたが、開店準備をしていると前を通る人たちが気さくに声をかけてくれて、不安もすぐになくなりました。

「シンプルな商品だからこそ、加えるひと手間を大切にしたい。」その言葉通り、手を抜くことは一切せず、サンドウィッチを通じてお客さんに楽しんでもらえるよう、一皿一皿を大切にしています。「この店をお客様同士や地域の方のつながりが広がる情報発信地にしたい。おいしいものや面白いものをみんなでシェアできるような場所になれたらうれしい」と今後の目標を笑顔で話してくれました。