戸塚駅近くで学ぶ「産後ママのセルフケア」
出産は女性の心身に大きな変化をもたらします。お腹まわりや赤ちゃんを抱っこする姿勢から来る肩こり、妊娠中から出産時にかけて緩んだ骨盤など、体力面での回復も大事です。
コロナ禍で外出しづらい今、産後ママの心と身体を整える「産後のセルフケア」講座が人気と聞き、横浜市戸塚区にあるフォーラム(男女共同参画センター横浜)で取材してきました。
赤ちゃんと一緒にバランスボール
2021年3月16日と23日の全2回(各日90分)、フィットネスルームで開催された講座。市内近隣から14人のママが参加していました。生後210日までの赤ちゃんは一緒に、それ以降は保育も利用できます。
講師は産前産後ケア教室を全国で開催するNPO法人マドレボニータ認定インストラクターの岡田令子さん。ご自身も4人の子を育てるママです。
「産後はどの世代も思っている以上に体力を消耗しています。日々の中でしっかり休息を取りながら運動しましょう」と岡田さん。
バランスボールを使ったエクササイズでのポイントは
- 膝を肩幅の1.5倍に広げ、足を外股に前に出して座る
- 骨盤を意識し床に対して90度に
- 肩を耳より後ろに引く
この基本姿勢をとりながら、跳ねたり歩くように前に進んだり、手をあげて肩周りを伸ばすなど、様々な筋肉を動かしていきます。赤ちゃんを横向きに抱っこしながらも取り組めるのがすごい所。「気持ちよかったみたいで、弾んでいるうちに寝ちゃいました」というママも。もちろん様子を見ながらマットに寝かせたり、中には赤ちゃん同士の交流が生まれる微笑ましい場面もありました。
休憩を挟みながら「母乳は血液から作られるので授乳中は血行をよくしたいですね」「座る時はあぐらがオススメ。横座りは骨盤が歪みやすい」など、ちょっとしたアドバイスも参考になります。
心を整えるワークショップ
汗をかいた後は、ワークの時間。「24時間以内に起きた『良かった』ことを10個挙てみましょう」との問いかけに、子どものことばかり浮かび、自身や夫のことは1つも出なかったなど、様々な反応が。「産後忙しい中でも感情は色々湧き上がっている。自分が感じていたことに目を向けると新たな気づきが生まれる」という話にママたちも目から鱗な様子でした。
次回は4月13日・20日開催。横浜市の方は少し割引価格で参加できるほか、夫婦で参加できる講座も予定されているので、気になる方は是非問い合わせを。
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