自分たちでまち守る15年続く防犯パトロール【その4 新作第二自治会】

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新作第二自治会の防犯パトロール隊

実は身近な町内会・自治会活動

 毎週火曜午後8時、新作第二自治会(小林由夫会長)では防犯パトロールを行っている。2006年から継続し、今年で15年目。当番制ではなく、「当日の都合がつく人が参加」というルールにすることで、息の長い活動として続いている。当初は週2回だったが、高齢化に伴い継続が困難になり、現在は週1回。8人程度が集まり、約40分かけて町内を隈なく見回る。小林会長は「今は思うような活動ができていないが、これから参加者が増えて盛り上がってくれれば」と話す。

 パトロール隊の活動は、火の付いたタバコの吸い殻を消したり、道に迷った高齢者を助けるなど多岐に渡る。隊員の姿は街にすっかり定着し、「ご苦労様」と声を掛けられることも多い。

末長小の見守り活動も

 同自治会では、末長小学校の登下校時の見守り活動も2006年から昨年10月まで行っていた。始めたきっかけは、16年前に栃木県で起きた小学1年生の誘拐殺人事件。「地域の子どもは大人が守らなければいけない。この町内では絶対に事件を起こさせない」と小林会長は語気を強める。隊員の高齢化により現在はPTAに活動が引き継がれているが、体制を整えて再開することも視野に入れている。

「人材の層 厚くしたい」

 地域の防犯活動は自治会・町内会の大切な活動の一つ。だが、同自治会のように高齢化により活動が難しくなるケースも少なくない。「自治会にはいろんな活動があるけど、新たな参加者がいないと毎回固定されたメンバーになってしまう。交代できるように人材の層を厚くしていきたい」と話すのは次年度から会長を務める野秋康秀さん。

 野秋さんはマンションの管理組合の自治会担当として、同自治会に8年前から参加。自治会に参加することで、今までは知らなかった地域の人たちと交流を持つようになった。「イベントのときは、とにかく人手が必要。まずはイベントに参加してみてほしい。それを機に顔なじみになって役員になる人もいる」と野秋さんは呼び掛ける。

 小林会長は今年3月で14年務めた会長職を勇退する。子ども会の活動など含め、自治会に30年以上携わった。「地道な活動だけど、誰かがやらなければいけないこと。子どもの喜ぶ顔が、何よりのやりがい」と笑顔を見せた。

 このコーナーは、日常生活の中で”実は身近な”町内会・自治会活動を紹介しています。加入などの問い合わせは事務局(高津区地域振興課)【電話】044・861・3144

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公開日:2021-03-26

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