夜間中学を描いたドキュメンタリー映画「こんばんはII」（森康行監督・２０１９年・37分・英語字幕付き）の上映会が４月25日（日）、ソレイユさがみ（イオン橋本店６階）で開かれる。「相模原の夜間中学を考える会」（吉田惠一代表）主催。市教育委員会後援。

　夜間中学は、戦後混乱期に義務教育を修了できなかった人や、自分の母国で十分に学べなかった人、不登校などで学校に通えなかった人たちの学びの場として公立中学校に付設された学級。昼間の中学と同じ教科を週５日、夕方から夜まで無償で勉強する。過程を修了すれば中学校卒業となり、証書が授与される。

　相模原市は２０２２年４月、南区文京にある神奈川県立神奈川総合産業高校に、相模原市立大野南中学校の分校として夜間学級を開校する。市教委は今年の夏に市民や入学希望者向けに説明会を開くとともに、生徒募集を始める方針で準備を進めている。

　上映会は、市へ夜間中学の開設を働きかけてきた同会が、さらなる市民周知を目的に実施。映画上映に加え、夜間中学について話し合う時間が設けられる。近隣自治体で自主夜間中学を開く人たちの話や、市職員による相模原に開設する学級の説明も行われる予定だ。同会の吉田代表は、「できるだけ多くの皆さんに夜間中学について知ってもらいたい」と話す。

13時30分（受付１3時）から16時まで。入場無料で申込み不要。80人先着順。コロナ対策のためマスクの着用を。感染拡大の状況から、予定変更の場合あり。問合せは吉田代表【携帯電話】０９０・３０４９・７５１５へ。