河内川の堤防敷、鎌倉橋から下河原橋までの約1・4Kmにわたり、紫や青、ピンクなど、色鮮やかなアジサイ約1800株が見ごろを迎え、道行く人々の目を楽しませている。
このアジサイは、河内川あじさいの会(石井豊会長)により1998年から植栽が始まり、挿し木などで繁殖させ、花を増やしてきた。河内川のアジサイは、白からピンク、青、濃い紫と順に色の変化が楽しめるのが特徴で、「川の生態系を崩さないように」と無農薬で育てている。
アジサイが見ごろを迎える6月には、毎年あじさいまつりを開催し、延べ3000人の来場客が足を運んでいたが、コロナの影響で昨年今年と2年連続で中止となってしまった。
石井会長は「残念で仕方ない」と肩を落とす。一方で、アジサイは元気に咲き誇り、今年は連日の暑さで例年より10日ほど早く開花を始めたという。