茅ヶ崎市は7月26日、GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス(旧・茅ヶ崎ゴルフ倶楽部)を運営する(株)ゴルフダイジェスト・オンライン(東京都・GDO)とシティプロモーションに関する連携協定を締結しました。同種の協定を結ぶのは、両者ともに初。8月にはさっそく共同でのイベント開催が予定されています。
GDOは日本最大級のゴルフ専用ポータルサイトを運営しているほか、昨年からは市内菱沼海岸で「GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス」の運営事業者を務めています。
両者が持つ資源を活かすことで、まちの魅力を向上させることを狙います。さらにGDOが運営する各メディアと連携して市外にも魅力を発信し、来訪者や転入者誘致につなげていきたい考えです。
児童向け企画や転入促進セミナー
GDOは、茅ヶ崎ゴルフ場の土地を所有する神奈川県などと契約を締結しており、2026年3月末まで運営を行うこととなっています。
昨年5月の運営開始以来、ゴルフ場としての機能はもちろん、地域に開かれた空間づくりを推進してきました。ドッグランやヨガといった各種イベントのほか、今年3月には、新型コロナの影響で卒業旅行が中止となった浜須賀小学校児童を対象に、記念イベントを開催しています。
今後は市とも協力し、イベントを充実させていきます。8月にはゴルフ場内を会場として、近隣小学校児童に向けた夏休みイベントのほか、市外からの転入促進を目的とした「茅ヶ崎暮らしセミナー」を企画。また、市内民間宿泊施設に泊まりながら茅ヶ崎の日常を体験してもらう市の企画「トライアル・ステイ」について、GDOが情報発信に協力します。
佐藤光茅ヶ崎市長は「まちの魅力は、市の力だけで発信したり、作り出していけたりするものではない。強みをお借りしながら進めていければ」とコメント。GDOの石坂信也社長は「ゴルフ場ならではの企画をしつつ、市内はもちろん市外への発信を積極的にしていきたい」と話しました。