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【取材レポ】ゴルフ場で虫捕り体験・観察会。GDO茅ヶ崎ゴルフリンクスの小学生の夏休みイベントに行ってきました

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【取材レポ】ゴルフ場で虫捕り体験・観察会。GDO茅ヶ崎ゴルフリンクスの小学生の夏休みイベントに行ってきました
生物を探してゴルフ場を散歩

小学校の卒業イベント、カフェの一般開放、SDGsの取組みなどからゴルフに親しみを持ってもらおうと、ゴルフ場を舞台に様々な企画をしているGDO茅ヶ崎ゴルフリンクス。今年も近隣の小学校に通う3・4年生を対象にした夏休み生きもの察イベントが8月1日(火)に開催されました。

虫捕り網を持ってゴルフ場で過ごす夏休み

普段のゴルフ場はゴルファーが主役となりますが、この日は小学生とその保護者たちで賑わう特別な日。初めて入ったゴルフ場に男の子は「想像していた何倍も広い!」
そんなゴルフ場で行われるのが、夏休みにぴったりの生きもの観察イベント。セミ、トンボ、バッタ、チョウなどは普段出かける公園でも目にしますが、ゴルフ場という特殊な環境にはどんな虫が生息しているのか期待が高まります。
といっても、いつの間にか虫が苦手になった記者(子ども頃は全然平気だったのに…)は少し腰が引けての取材。

広大な芝生に池も。多様な環境があるゴルフ場で見つかる生きものたち

生きものに詳しい茅ヶ崎市景観みどり課職員の岸さんが、コースに入る前に生きものの生態などをレクチャー。ゴルフ場で見つかる生きものや同じ昆虫でも色が違う理由、ゴルフ場には木立や草むらや池など様々な環境があることなどを丁寧に解説し、子どもたちは熱心に聞き入っていました。

ひと通りレクチャーが済んだら、お待ちかねの生きもの観察へ。
ただ、ちょうど真っ黒な雲が茅ヶ崎の空を覆い始めており、天候を気にしながらコースに入っていきました。

ゴルフコースに生息する生きもの観察へ

ゴルフコースに生息する生きもの観察へ

ゴルファーなら本来避けたいラフやブッシュを岸さんも子どもたちと一緒に回って、生きものの捕獲をサポート。今時の子は虫捕りをあまりやらないイメージもあって、ちゃんと捕まえられるのかな、触れるのかなと子どもたちの様子を見ていると、中には大きな網を器用に使い、虫捕りに慣れていそうな子も。どの子も躊躇せずに素手で生きものを手掴みする姿に頼もしさすら感じます。

この日、ゴルフ場で見つかった生きものはアオスジアゲハ、ショウリョウバッタ、ウスバキトンボなど。昆虫が見つかると岸さんがすかさず解説。「これはウスバキトンボ。クラブハウスで渡した資料にも載っているよ」という岸さんの言葉に、資料を見返す子どもの姿も見られました。

もっといろいろな生きものがみたいと思った矢先に…。

激しい雷雨

激しい雷雨

激しい雷雨により、ここで終了となりました。
まだまだ子どもたちの興味は尽きなかったようで、クラブハウスに戻ると偶然見つけたアシダカグモを捕まえて、じっくり観察。岸さんから「アシダカグモはゴキブリを食べてくれるから、家でみつけても退治しちゃだめだよ」と聞いた男の子は「クモは苦手だけど、ちょっと興味が出てきました」

生きもの観察会は途中で中止となり、子どもたちはとても残念な様子でしたが、「ゴルフ場のような開けた場所では落雷の危険もあって危ないよ」「雷が光ってから音が聞こえるまでの秒数を数えてごらん」と説明する保護者もいて、思いがけず体感した激しい雷雨についても貴重な学びがあったのではないでしょうか。

地域に開かれたゴルフ場を目指して

他のゴルフ場では、今回のようなイベントが行われているという話はあまり聞きません。
GDOゼネラルマネジャーの伊藤修武さんは「当コースは茅ヶ崎市の指定する広域避難場所でもあり、地域に開かれたゴルフ場を目指しています。近隣の子どもたちにとってゴルフ場は“森の向こうの謎の場所”ですが、こうした機会を通じて親しみを持っていただきたいです。また、近年では生態系維持の観点でゴルフ場が注目されており、今後もこの環境をしっかりと維持し、地域の皆さんと共有していきたいと思っています」
GDOはこうした夏休みのイベントのほか、小学校の卒業記念イベント、小学校で短くなって使わなくなった鉛筆をゴルファーが再利用するSDGsの取組み、クラブハウスのカフェの利用を一般開放など、ゴルファーでない人にもゴルフ場に関われるような取組みが数多く行われています。
こうした機会を利用して、普段は入ることのできないゴルフ場に足を運び、市街地の中にある貴重なみどりの空間を楽しんでみてはいかがでしょうか

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住所

神奈川県茅ヶ崎市菱沼海岸菱沼海岸9-38 GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス

公開日:2023-08-22

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