今回、職場レポートで記者が訪問したのは綾瀬市早川城山の社会福祉法人「道志会老人ホーム」。募集する職種は特別養護老人ホームのケアワーカーと看護師の2職種です。
- 結論からいうと「育児をしながらの仕事復帰にピッタリの介護施設。優しく長く続けられる職場」ということ。その本質について職員の皆さんをインタビューしました。ケアワーカー(パート勤務)
ケアワーカーの近藤真美さんは、小学5年生と2年生、そして5歳の3児のママ。法政大学卒で在宅介護の大手に就職し5年目に結婚。その後、有料老人ホームのパート勤務を経て3人を出産しました。
2018年5月、「そろそろ仕事がしたい」と求人を探し始め、託児所付きで短時間でも働ける道志会の求人が目にとまたっといいます。
「育児の急な休みでも一度も嫌な顔をされたことがなく、みんなが心配してくれる」「親世代から若い人まで幅広い世代の職員みんなが優しい人たち」「仕事上の意見を上の人に伝えてもちゃんと聴いてくれる」そんな職場だからこそ、安心して家庭との両立ができていると話してくれました。
当初は平日の朝9時から午後1時の勤務が基本でしたが、今では週2回は午後4時まで勤務するようになったという近藤さん。「今後は家庭の様子を見ながら働き方を考えていきたい」といいます。
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2018年5月に入社した近藤真美さん(3児のママ)
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隣接する不二保育園(定員20名)。道志会が運営する有料老人ホームの食材を使う毎日の食事は健康そのもの。安心してお子さんを預けられます。
パートから正職員へ
ケアマネージャーの坂田千紗子さんは、小学6年生と5年生の2児のママ。静岡から上京して武蔵野大学を卒業し、都内の特養に就職。その後、仕事に疲れてしまい実家に戻り、地元の特養で働き始めました。結婚して夫の転勤に伴い神戸に転居。2人目の出産を控えるなか海老名に転居しました。
2012年9月に仕事探しを始めたところ、1日千円で保育をしてくれる(当時)道志会の求人に応募。「週2日勤務もままならない自分を温かく受け入れてくれた」といいます。デイサービスから特養のパート生活相談員の勤務に異動し、現在は施設ケアマネージャーの正職員として活躍中です。
施設内の職場環境を改善するプロジェクトもみんなでがんばっているところです。「資格を持ったままにしている方がいたら気軽に連絡してください。子育ても自己啓発もみんなでサポートし合う『優しい職場』です」と話していました。
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2012年9月に入社した坂田千紗子さん(2児のママ)。左は女性2人に照明を当てるのは同じ部屋で働く生活相談員の大滝さん(手に持つのは撮影用の照明です(笑))
転職してケアワーカー
道志会には他にも、異業種からの転職組を含む多様な職員が働いています。
チーフケアワーカーの田中聡さんは19歳の娘が3歳のときに一念発起して製造業から介護業界に転職した管理職で「妻からは最後の転職にしてね、と言われて16年が経ちます」と、優しい表情で半生を語ってくれました。
長年勤めた飲食業界から1年半前に転職したケアワーカーの山崎進太郎さんは「いつか地元の介護施設で働きたかった。今は実務者研修に向けて頑張っています」と明るい笑顔で話してくれました。
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利用者の健康状態を看護婦さんに確認するチーフケアワーカーの田中聡さん(2006年8月入社・中央)、左はケアワーカーの山崎慎太郎さん(2020年3月入社)