清水学園付属幼稚園に通う子どもたちはいつでも元気いっぱい。どんなことにもあきらめずにチャレンジする姿勢は、日々の「体育ローテーション」が育んでくれるのだとか。
取材で訪れるたびにパワーをもらっているタウンニュース記者が潜入レポートします。
「体育ローテーション」とは
「体育ローテーション」はマット・跳び箱・はしご・平均台・フープ・鉄棒、そして清水学園付属幼稚園名物の網登りに、園児のみんなが挑戦する取り組みのこと。年少から年長まで、先生の助けを得ながら自分たちでマットや跳び箱を準備します。
お友だちが抱えている用具が重そうだったら、すぐにまた別のお友だちが駆けつけてくれる。自然と周りを気づかう心が育まれていくのがわかります。
準備ができたら軽快なBGMにのって、各種目を順番に回っていきます。鉄棒にぶら下がるところから始め、前回り、逆上がりを習得していったり、小さな跳び箱から大きな跳び箱へと挑戦したりするなど、子どもたちは、自分で目標を定め、少しずつステップアップしていきます。たとえ運動が苦手でも、先生たちはしっかりと補助をして、子どもたちが安心してチャレンジできるように見守りつつ、次のステップへのやる気がでるように、声掛けやアドバイスをしていきます。
自然と列になって、きちんと順番待ちしている子どもたち。「みんな何の運動が好き?」と尋ねると、「鉄棒!逆上がりできるようになったよ」「走るのが一番好きだけど、跳び箱も得意だよ」「平均台は怖かったけど、今はできるよ」と大きな声で答えてくれました。
「体育ローテーション」のクライマックスは網登り!
運動場をスタートし、高台を目指して網を登っていきます。年長組のお姉さんお兄さんや、網登りが得意な子はいち早くゴールして、お友だちを応援。「もうちょっとだよ」「そこ、バッタがいたから踏まないでね」。年少組の子に声かけしている背中は、小さな先生のようです。
- 子どもたちは「体育ローテーション」を通して、それぞれ得意や不得意があること、がんばる気持ち、応援する気持ちを学んでいきます。
- 目的はできるようになることではなく、自分なりの目標を持って挑戦していくこと。同時に、自立心・集中力・忍耐力・積極性など多くのものを育てていきます。
- しみずっ子の元気の秘密、「体育ローテーション」。その様子は動画でも見ることができます。
幼稚園では、お約束として園内の活動はマスク着用していますが、体育ローテーションではマスクを外して活動しています。